内容説明
群馬県の「総番」をはっていた17歳で高校を無期停学になり、日本を飛び出した著者。英国ボーンマスを皮切りに、エジプト、デトロイト、ニューヨーク、台湾、香港、マレーシア、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピンと渡り歩き、黒社会の大立て者へと上り詰める。この拳銃とドラッグと女に囲まれた波乱万丈の半生を、腑抜けきった日本人はどう見るのか!?驚愕、感動、マフィアと裏社会のインサイド・ストーリー。
目次
第1章 群馬の「総番」(暗夜行路の果てに見たもの;「最低の男」の誕生 ほか)
第2章 殺人都市デトロイト(日本に俺の居場所はあるのか;真言密教の僧侶を目指せ ほか)
第3章 台湾・香港の黒社会にて(大物マフィアの秘蔵っ子;黒社会に支配された台湾 ほか)
第4章 南洋の黒社会を漂流(洪門―死の掟;崩れつつある華僑の同郷団結 ほか)
終章 そして無極山荘へ(平穏な日々と強烈な悪夢;極めて暇な時を過ごすと ほか)
著者等紹介
安部英樹[アベヒデキ]
1955年、群馬県に生まれる。群馬県立藤岡高等学校入学後、1年生で全校の番長、2年進級と同時に群馬県の「総番」をはる。2年生の6月に無期停学になり、8月からイギリスの語学学校に留学。翌年4月、岐阜南高等学校の2年に編入するも、1週間で退学。以降、無頼な生活を送りながらも宗教に興味を持ち、大学入学資格検定に合格したあと、1976年、大正大学文学部宗教学科に入学。この年から、日本アラブ協会にて、小池百合子氏からアラビア語を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。