内容説明
相手にはこんなことを伝えたいのに、間違って伝わってしまう。聞きたいこととはまったく違う答えが返ってくる…私たちの日常会話は、言いまちがいや聞きまちがいが多発している。そのようなコミュニケーション力の低下は、実は“数学力”と関係があると著者は指摘する。本書では、数学者ならではの視点から、正確に物事をとらえ、伝えるために知っておくべきポイントをやさしく解説。数学が苦手な人も気軽に読めて納得!数式を一切使わない、今までになかった会話術の秘策。
目次
第1章 日常にひそむ「誤解のわけ」の数々(「どっち?」には2種類ある;「同じ」とはどこまで同じなのか ほか)
第2章 「説明力」とはいったいどんなものか?(伝えたい相手の「理解度」をつかめ;「勝手な思い込み」は話を聞くときの邪魔になる ほか)
第3章 他人と自分の感覚が異なる「要注意表現」(微妙な「加減」を伝えるときはなるべく数値化せよ;単位の省略は事故のもと ほか)
第4章 数学問題で見てくるコミュニケーション力の課題(想定されうるケースを「見直す」ことが大切―重さの違うオモリを見つける問題;不公平感をなくす「みんなを納得させる」技術―ようかんを公平に分ける問題 ほか)
著者等紹介
芳沢光雄[ヨシザワミツオ]
1953年、東京都に生まれる。学習院大学理学部数学科卒業。東京理科大学理学部教授などを経て、桜美林大学リベラルアーツ学群教授。理学博士。専門は数学・数学教育。算数・数学の楽しさと重要性を訴え続けている、気骨ある数学者の一人である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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