内容説明
祖父母の無償の愛と献身があったからこそ、たくさんの娘・息子世帯とその子どもたちが守られてきた。現代の祖父母は長寿な曾祖父母世代の介護に追われ、娘・息子にも孫育てを頼られている。個人として幸福な老後を達成するにはそれでいいのだろうか。著者自身の経験と、豊富な実例とともに、高齢社会における社会的祖父母力養成を提言する。
目次
プロローグ
第1章 頼もしい今のおばあちゃん
第2章 働く娘・嫁を支える日本の祖母力
第3章 リアルな「孫育て祖母」たちの日常
第4章 働く祖母、活動する祖母
第5章 孫育ての不均衡に立ち上がる海外の祖父母たち
第6章 祖母力の起源と未来
エピローグ
著者等紹介
樋口恵子[ヒグチケイコ]
1932年、東京都に生まれる。東京大学を卒業後、時事通信社入社。学研、キヤノンを経て、評論活動に入る。東京家政大学名誉教授。「高齢社会をよくする女性の会」代表。「高齢社会NGO連携協議会」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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