出版社内容情報
※本作品は2001年5月、春秋社より刊行された『少年の「罪と罰」論』を文庫収録にあたり改題し、加筆、改筆したものです。
内容説明
2000年11月、少年法は半世紀以上ぶりに改正、重罰化された。そして、少年犯罪をめぐる新たな裁判―2007年5月、光市母子殺人事件の差し戻し審議―が始まった。被告の元少年に対する判決を、日本中が注目している。「少年は死刑にするべきか…」。改正少年法の矛盾点と改善案を、評論家とジャーナリストが徹底討論。少年犯罪の実情を公開し、いま何を変えるべきかを探る一冊。
目次
序章 「少年法改正」と光市母子殺害事件をめぐって(「少年」の概念;「少年」を裁くのか、「脳」を裁くのか;光市母子殺害事件に関する精神鑑定)
第1章 風潮(少年犯罪の真実;現代の少年事件の本当の特徴)
第2章 システム(改正で事実認定の欠陥は埋められたか;改正法の重罰化をどうみるか;少年の更生はどうすべきか)
第3章 被害者と報道(混乱する少年犯罪報道;被害者は何を求めているのか;被害者をい癒すために何ができるか;少年犯罪を論じた知識人を斬る)
著者等紹介
宮崎哲弥[ミヤザキテツヤ]
1962年、福岡県に生まれる。評論家。研究開発コンサルティング・アルターブレイン副代表。慶應義塾大学社会学科卒業。同大学法律学科中退。論壇誌での執筆活動、テレビのコメンテーターやラジオのパーソナリティーなど、さまざまなメディアで活躍中。政治・社会問題からサブカルチャーまで幅広い分野に精通している
藤井誠二[フジイセイジ]
1965年、愛知県に生まれる。ノンフィクションライター。高校時代からさまざまな社会運動に参加したのち、週刊誌記者を経て現在に至る。当事者に伴走しながらの綿密な取材と調査をもとにした、社会矛盾をえぐるルポルタージュを身上とする。ラジオのパーソナリティーを務めるほか、愛知淑徳大学で教鞭を執る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gonta19
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tooka
とこちゃん
新橋九段