内容説明
今から二千年以上も前、身分や人種の差別を憎み、人の心の自由を説き、孤独のうちに滅した魂があった。キリストと釈迦…ともに民族、風習を超えた世界宗教の祖となった。自らを「犠牲の羊」として十字架で死ぬことによって一大悲劇ドラマのヒーローとなったキリスト。修行の果てに貧富身分差を超えた人間の普遍の境地に至り、一大宗教勢力を築いた釈迦。宗教の基本について知る一冊。
目次
第1章 キリストの生涯
第2章 「旧約聖書」と「新約聖書」
第3章 イエス・キリストは実在したのか
第4章 支配者からの自由
第5章 十字架への道のり
第6章 釈迦の時代
第7章 「お釈迦さま」の誕生
第8章 苦行の果ての悟り
第9章 説法と平和の実現
第10章 涅槃への旅
著者等紹介
三田誠広[ミタマサヒロ]
1948年、大阪府に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業。1977年『僕って何』で第77回芥川賞を受賞。早稲田大学客員教授。日本文藝家協会副理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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