出版社内容情報
子ども共和国建国のため、聖母の騎士園の少年たちが資金獲得に奔走。そこに国際資本と政治家が立ち塞がる。逆転の大芝居の行く末は?圧倒的面白さ! 待望の文庫化!
地上げの脅威に晒される、四谷の孤児院「若葉ホーム」。肩を寄せ合って暮らす6人の少年たちの元に、ある時から“黄金(きん)の騎士団”と名乗る謎の人物名義の生活資金が届けられる。認知症で徘徊癖のある院長先生に代わって、目付け役になったホームのOB外堀公一は、“騎士団”の驚くべき正体を突き止める!?
「未完であることは惜しまれるが、ここには時代の風を恐れずに立つ作家の精神のありかたが明瞭にしめされている」――関川夏央(解説より)
不意打ち
悪い種子
帰還
騎士来たる
保険組合
保障の鎖
居候
パンドラのはこ
数字との戦い
賭博論争
入団式
強敵
花の雲
井上 ひさし[イノウエ ヒサシ]
著・文・その他
内容説明
地上げの脅威に晒される、四谷の孤児院「若葉ホーム」。肩を寄せ合って暮らす6人の少年たちの元に、ある時から“黄金の騎士団”と名乗る謎の人物名義の生活資金が届けられる。認知症で徘徊癖のある院長先生に代わって、目付け役になったホームのOB外堀公一は、“騎士団”の驚くべき正体を突き止める!?
著者等紹介
井上ひさし[イノウエヒサシ]
1934年、山形県川西町(旧小松町中小松)生まれ。上智大学フランス語学科卒業。放送作家としてNHK人形劇「ひょっこりひょうたん島」(共作)などで活躍を始める。’72年に『手鎖心中』で直木賞を受賞。’86年『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞、’99年に菊池寛賞、2001年に朝日賞、’03年に毎日芸術賞をそれぞれ受賞したのを始め、数多くの賞を獲得している。’10年に75歳で永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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