講談社文庫
殺人理想郷―警視庁北多摩署特捜本部

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  • サイズ 文庫判/ページ数 421p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062774628
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

所轄の公園で一本の樫の木に三人の首吊り死体が発見された。美人警部の協力と相馬刑事の捜査で、十億円株券詐取事件に発展するが……

所轄の公園で一本の樫の木に三人の首吊り死体が発見された。美人警部の協力と相馬刑事の捜査で、十億円株券詐取事件に発展するが……

内容説明

北多摩署管内の公園で首吊り死体が見つかった。一本の樫の木に三人も!捜査本部に乗り込んで来たのは美貌の若杉麗子警部。彼女は九十億円の株券奪取事件を追っていた。張りきるウマさんこと相馬刑事は、独自捜査で二つの事件のウラに肉迫していくが?抱腹絶倒&大逆転、これが太田蘭三ミステリーの真骨頂。

著者等紹介

太田蘭三[オオタランゾウ]
1929年、三重県生まれ。中央大学法学部卒業後、同人誌「新表現」を経て、1956年、時代小説でデビュー。長年続けてきた登山と釣りの経験を生かして、山岳推理の第一人者となる。2012年10月逝去。享年83(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タカシ

5
公園で三人の首吊り死体が発見された。北多摩署の相馬刑事は関連する株券詐取事件を追うが…。事件の構図は悪くないが今一つ緊迫感と盛上がりに欠けたかな。2017/08/23

あここ

4
馬さん・蟹さん・鴨さんって名前が覚えやすかった。刑事ものやのに全然ギスギス緊迫感のないユルい雰囲気が面白かったんやけど。首吊り死体3体ってゆうのも惹かれてんけど。関係者が多すぎる・・・数珠繋ぎで怪しい人が出てきて。読みやすいんだか何だかよう分からんかった。悪い人いっぱいでややこしい。誰が誰と繋がって企んでるのか。被害者なのか加害者なのか。人の書き方は楽しくて好きやったので何か惜しい気がした。で、結局何人も殺人者がいて。理由もバラバラやのに殺したい人は1人。あぁ怨まれんようにせんとなぁ。殺すの早いもの負け2015/03/16

オフィーリア

2
かなり和やかな雰囲気で話が進んで行くけど人はドンドン死んでいきます。裏表紙のあらすじでは抱腹絶倒とありましたが、大半が親父ギャグで占められているのでお腹抱えて笑えるかは人によるところ…自分は楽しめたのでメンタルがおっさんである事がよく分かりました。2017/12/17

beatboy

1
 すぐにテレビドラマ化できそうなくらい、「台本風」に書かれたミステリー。しかし、登場する人物が多く、また死ぬ人も多い。登場人物の名前を記憶するのに苦労したからなのか、短文でスッキリと構成されている文章の割には中々読み進むことができなかった。仕方なく、記憶することを諦めたら、その途端、一気に読み終えてしまった。主人公のウマさんこと相馬刑事と相棒の“由緒正しき泥棒”の八島大二郎のコンビが難事件を解決する。所々に現れるオヤジギャグが笑いを誘う。旅先の電車での移動中の読書に適した作品かもしれない。2013/08/05

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