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講談社文庫
新宿遊牧民

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  • サイズ 文庫判/ページ数 502p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062774260
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

本気で遊び、本気で夢を追いかける。食べること、居酒屋を経営すること、モンゴルのゲルを作ること。愛すべき輝ける馬鹿たちの物語。おうい、みんな遊ぼうぜ!作家、居酒屋店主、広告マン、編集者、カメラマン。彼らはもとは別々の小川たちだった。新宿の星空に集まってきた、本気で遊ぶ男たち。
名作『哀愁の町に霧が降るのだ』『わしらは怪しい探検隊』などに続く、椎名誠の人生遊び日記にして、あたらしいバカ小説。
本の雑誌社をともにつくった昔からの仲間たち、にっぽんびゅんびゅん紀行シリーズで出会った大食漢たち、本当に美味しい生ビールを出してくれる、夢をかなえた愛すべき居酒屋。人生は小川が集まってできるのだ!

椎名 誠[シイナ マコト]
著・文・その他

内容説明

作家だけど、野外労働者に間違われること数多な「おれ」、美味いビールを出す居酒屋経営を夢見て働きまくる「トクヤ」、バンカラ「西沢」。この“3バカトリオ”をはじめとした仲間たち。本気で遊び、本気で夢を追いかけ、作り上げたものは?名作『哀愁の町に霧が降るのだ』から30年、愛すべき男たちの実録大河バカ小説。

著者等紹介

椎名誠[シイナマコト]
1944年生まれ。作家。写真家、映画監督の顔も持ち、幅広く活躍する。’89年に『犬の系譜』(講談社文庫)で吉川英治文学新人賞、’90年に『アド・バード』(集英社文庫)で日本SF大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

30
「小川いっぱい小説」と銘打たれたいつもながらの勢いに溢れた作品で、個性豊かな登場人物がちりぢりに入り乱れ、どうなるのだろう?と思っていると秀逸な落語のサゲのように「新宿遊牧民」へたどり着くのだからお見事である。楽しい。 2019/02/13

ツバメマン★こち亀読破中

26
新宿の居酒屋「池林房」(今度行く!)に集う椎名誠と怪しい仲間の面々が、紆余曲折を経て新宿のビルの上にゲル(パオ)を建てるという壮大な大河小説…ならぬ「小川いっぱい小説」。パタゴニアとかシルクロードとかモンゴルに行ったり、映画を創ったり…等々昔何度も読んだ話も語られていて(当時の自分も含めて)懐かしい!そしてホントに仲間って良いですね!あと挿絵を担当していた山下勇三さんが連載途中で亡くなったため和田誠さんが引き継いでいます。悲し。2015/02/24

kitarou

5
開高健やモンゴルと関わることとなる読売広告社の岩切さんとの話や新宿に集う椎名さんのお仲間とのグズグズの話は、文句なく楽しめる。どこから読み始めても面白いというところがいい。2013/03/03

Kenji Hori

5
「怪しい探検隊」シリーズとか、「赤マントシリーズ」とか 「雑魚釣隊」の話とか、日本の海岸を旅する話とか、 浮き球を使った野球の話とか、映画を作った話とか、 どっかで読んだことがある話が連綿と綴られていて 30年の集大成という感じでしょうか。 椎名ファンならそれなりに楽しめると思います。2013/02/06

ひーちゃん

5
ほんといくつになっても変わらない、少年のようなシーナさん。楽しかった♪のひとことです(笑)。登場人物も多いし、話はあっちこっちに飛ぶし(笑)、ついていくのが大変な小説でした(笑)。結局、新宿のビルの屋上にモンゴルの遊牧民の住まい"ゲル"を作り(笑)、そこで、日頃の遊び仲間の男達だけの"秘密基地"てきは場所で、呑んで騒いで楽しんじゃった~みたいな結末(笑)。文中でこんな一説を見つけました。「人生とは、こうやって遊びながら結果を出して 、ガンガンやるのが、一番いいんだ!」。なるほど♪‥素晴らしいです(笑)2012/12/11

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