講談社文庫 なでしこ力―さぁ、一緒に世界一になろう！

佐々木 則夫【著】

講談社（2012/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 233p／高さ 15cm
• 商品コード 9784062773300
• NDC分類 783.47
• Cコード C0195

出版社内容情報

ワールドカップ優勝という快挙を成し遂げた、なでしこジャパン。女子選手に愛される佐々木監督が、強豪に育つまでの秘訣を明かす。

ワールドカップ優勝という快挙を成し遂げた、なでしこジャパン。女子選手に愛される佐々木監督が、強豪に育つまでの秘訣を明かす。

内容説明

「日本女性の長所が百パーセント発揮されたら、女子ワールドカップ・ドイツ大会で世界の頂点に立てる」。大会の約半年前に書き下ろした本書で宣言したとおり、著者は選手の能力を最大限に引き出し、“なでしこジャパン”を世界一に導いた。世界最優秀監督賞に輝いた指揮官による、必読の組織マネジメント論。

目次

はじまりは、アクシデント
ひたむきさとは、「できる」と信じる心
最高の仲間たちと
新しい力
世界がたたえる「なでしこ力」
横から目線
歩歩是道場
なでしこたちから学ぶこと
則夫力
金メダルの重み
なでしこの未来

著者等紹介

佐々木則夫［ササキノリオ］
１９５８年５月２４日生まれ。山形県出身。帝京高校３年の時に主将としてインターハイ優勝。日本高校選抜主将。明治大学卒業後、日本電信電話公社（現・ＮＴＴ）に入社。ＮＴＴ関東サッカー部（現・大宮アルディージャ）でプレー。現役引退後、同チームのコーチ、監督などを経て、２００６年、なでしこジャパンコーチに、２００７年、なでしこジャパン監督に就任。北京オリンピック４位、東アジア女子選手権２連覇、アジア大会優勝などの成績を収める。２０１１年女子ワールドカップ・ドイツ大会で優勝。国民栄誉賞、紫綬褒章、財界賞特別賞、ゆうもあ大賞など受賞。２０１２年１月、ＦＩＦＡ女子年間最優秀監督賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[anco]

なでしこジャパンの監督である佐々木則夫さんの著書。成功の反対は「チャレンジしないこと」。力を引き出す基本はコミュニケーション。指導者がやるべきことは、まず選手の長所を見抜き、それを認めているというメッセージを送ることなど、佐々木監督の組織マネージメントは勉強になりました。また、まずこちらから心を開く、身だしなみや非言語コミュニケーションにも気を使うなど、女性との人間関係の築き方を心得て、誠実に、真摯に、そして探究心を持って取り組んだ結果、今日のなでしこジャパンの躍進につながったということが分かりました。

2015/02/28

[パパ]

五輪決勝を前に読んでみた。 「仲間を思いやり共感する心は、女性、それも日本女性にこそ強く備わっている。」女性は共感力が高いので、指揮官の動揺は禁物。他人にとる不機嫌な態度も不安を増幅する。これがなでしこジャパンという組織を世界一にした名将が記した男女の大きな違いだ。 それよりも、組織の活性化を促す、若手に掛ける言葉に感動した。 成功の反対は失敗ではなく、＜チャレンジしないこと＞だ。　by佐々木則夫

2012/08/08

[公路郎]

いや、これは良い本でした。　なぜうまくいくのか。愛されるから何だなと思いました。愛されるために何をしたのか。そう言う話が埋まっているので、選手と監督とはいえ、良い関係が作れるのだなと。　非常に良かった。まねしたくなる一冊です。

2012/07/19

[だいちゃん]

佐々木則夫監督、そうノリさんの著書です。なでしこジャパンがどうやって強くなってきたのか、ということもこの本でしれるのですが、もうひとつ女性に対する接し方やどうやってモチベーションを上げていき成果をだすか、ということも勉強になりました

2012/08/17

[jona]

とてもオススメです。オリンピックもありちょうどいいタイミングで読めました。全体的にサッカーのゲームシーンを想像させる記述が多いですが、佐々木監督のひととなりが伝わってくるいい本です。なでしこジャパンの強さの秘密が分かるような気がします。

2012/08/08