出版社内容情報
警視庁公安部に、スパイ捜査を任務とする男たちがいる。彼らとロシア諜報機関との戦いを克明に描いた、傑作ノンフィクション。ロシア情報機関 vs. 警視庁「ウラ作業班」
報道記者が8年の月日をかけ取材した、いま国内にある諜報戦
両親の借金、息子の白血病――数々の困難に打ちひしがれたエリート自衛官が、ロシア情報機関(GRU)に取り込まれた。金をばら撒き、自尊心をくすぐり、協力者の獲得工作を繰り広げるGRUと、警視庁公安部の攻防が始まる! 公安部内に実在する、「ウラ」と呼ばれる男たちの闘いを描く戦慄のノンフィクション!
※本書は2009年1月に小社より『ドキュメント秘匿捜査――警視庁公安部スパイハンターの344日』として刊行された単行本を改題したものです。
文庫版の読者の皆様へ
プロローグ
第一章 ゾルゲの亡霊
第二章 運命の狭間で……
第三章 冷酷なるスパイの犠牲者
第四章 この国の真実
第五章 三百四十四日目の結末
エピローグ
あとがき
著者の最近の取材メモから────文庫版の読者の皆様へのあとがき
参考文献
竹内 明[タケウチ メイ]
著・文・その他
内容説明
両親の借金、息子の白血病―数々の困難に打ちひしがれたエリート自衛官が、ロシア情報機関に取り込まれた。金をばら撒き、自尊心をくすぐり、協力者の獲得工作を繰り広げるGRUと、警視庁公安部の攻防が始まる。公安部内に実在する、「ウラ」と呼ばれる男たちの闘いを描く戦慄のノンフィクション。
著者等紹介
竹内明[タケウチメイ]
1969年生まれ。神奈川県茅ヶ崎市出身。1991年慶應義塾大学法学部法律学科卒業。TBS入社。報道局社会部記者として検察庁、裁判所、警察庁、警視庁などを担当。2002年よりニューヨーク特派員。ハーレムのストリートギャング、イスラム社会を長期取材。米同時多発テロ直後の情報機関・連邦捜査機関を取材した。2006年に帰国後は夕方ニュースの編集長、社会部・外信部のデスク、キャスターなどを務めた。現在は政治部外交担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。