出版社内容情報
路頭に放り出された男たちの人生再起の闘い勤務先の商社が倒産した元総務課長の高山は、友の遺した暴力団更正会社を率いる身となる。元商社マン、元ヤクザらの混成再起組はやがて巨悪と立ち向かうことに。
内容説明
勤務先の倒産に遭った商社マン高山は亡き友から、暴力団の偽装会社をヤクザ更生の会社に再建すべく後継する。名誉と正義を掲げた旗印の下に、元鬼刑事、プロレスラーら精鋭が集う。一触即発の内部抗争、友の事故の疑惑…人生の敗者復活戦に挑んだ一寸の虫たちは巨悪に食らいつく。森村ミステリーの白眉。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県熊谷市生まれ。青山学院大学卒。9年余のホテルマン生活を経て、1969年に『高層の死角』で江戸川乱歩賞を、1973年に『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞を受賞。1976年、『人間の証明』でブームを巻き起こし全国を席捲、『悪魔の飽食』で731部隊を告発して国際的な反響を得た。『忠臣蔵』など時代小説も手がけ、精力的な執筆活動を行なっている。2004年、第7回日本ミステリー文学大賞を受賞。デジカメ片手に俳句を起こす表現方法「写真俳句」も提唱している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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