出版社内容情報
大沢 在昌[オオサワ アリマサ]
著・文・その他
内容説明
売れない作家と芽のでない女優。不遇の日々に疲れ果て樹海に潜り込んだ恋人たちの前に謎の老人が現れる。「成功を授けよう。ただし男女の仲を捨て、男は『使命』を受けろ」。九年後、富と名声を得た男のもとに、奇怪なイメージが飛来した。男は直感する。「使命」を果たす時が来たのだ、と。ホラー&アクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
65
なんと!随分昔の本だった。欲望と挫折がシメイを持った。??と?、シメイは氏名ではない。?指名されたかな?。生きてる限り使命はあるさ(#^^#)。軽くてアッサリと・・こういう大沢さんのも好きです。で、次は又kindleで似たようなのをゲット(^^♪「禍々しき獣の逝く果ては」だって(#^^#)2017/03/21
Nobu A
13
代表作「新宿鮫」シリーズ全巻を含め、大沢在昌作品はかなり読んでいるが、いつもの警察、ヤクザ、マフィア絡みのハードボイルドとは違うオカルト・ホラー小説。内容を知らずに手に取ってみた図書館本。小説家志望と女優の卵のカップルが実らない人生に疲弊し、自殺する為に樹海に訪れ、そこで不思議な老人と出会う。望みの実現と引き換えに謎の使命を授かることで人生が一変。その後、主人公らが超自然的な邪神と対決する物語。現実との整合性は乏しく、何でも有り。好みの問題だと思うが、残念ながら面白くなかった。他作は楽しませてくれるのに。2019/01/04
かこ
11
ホラー&アクション。主人公の売れない作家が富と名声を得る代わりに「使命」を授かり、水・火・木・土の4つの邪神を始末する。最後の土の邪神は、人間の内蔵や腸のような姿をしている、地下工事現場から偶然見つけだした、蛭に似た巨大な何か、など曖昧な表現でよく分からなかった。2018/08/23
run
11
途中で今野さんの本を読んでる気持ちになってしまった。1996年。公衆電話とか自動車電話とか、話し言葉も全然違ってて、そんなところが面白かったかな。2017/08/03
007
10
意外とオカルト色が強めの作品。連続して起こる奇々怪界な出来事と、殺人と。