講談社文庫<br> 新世界より〈中〉

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講談社文庫
新世界より〈中〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062768542
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

子供たちの潜在意識に刷りこまれた「悪鬼」と「業魔」の伝説。悪夢の正体が明かされる時、見せ掛けの平和は崩れ、社会を災厄が襲う。プラチナ本 OF THE YEAR 2008『ダ・ヴィンチ』第1位

恐怖とは内から芽ぐむ。
人間の心から出た膿が、社会を、自らを異形化させる。

心に埋め込まれた暗示が、都合の悪い記憶が蘇るのを妨害しているのだろうか。知らない方が安全――でも。警告は繰り返される。

町の外に出てはならない――禁を犯した子どもたちに倫理委員会の手が伸びる。記憶を操り、危険な兆候を見せた子どもを排除することで実現した見せかけの安定。外界で繁栄するグロテスクな生物の正体と、空恐ろしい伝説の真意が明らかにされるとき、「神の力」が孕(はら)む底なしの暗黒が暴れ狂いだそうとしていた。

貴志 祐介[キシ ユウスケ]
著・文・その他

内容説明

町の外に出てはならない―禁を犯した子どもたちに倫理委員会の手が伸びる。記憶を操り、危険な兆候を見せた子どもを排除することで実現した見せかけの安定。外界で繁栄するグロテスクな生物の正体と、空恐ろしい伝説の真意が明らかにされるとき、「神の力」が孕む底なしの暗黒が暴れ狂いだそうとしていた。

著者等紹介

貴志祐介[キシユウスケ]
1959年、大阪府生まれ。京都大学経済学部卒業。生命保険会社に勤務後、作家になる。’96年、『十三番目の人格―ISOLA』が第3回日本ホラー小説大賞長編賞佳作なる。’97年、『黒い家』で第4回日本ホラー小説大賞、2005年、『硝子のハンマー』で第58回日本推理作家協会賞長編部門、’08年、『新世界より』で第29回日本SF大賞、’10年、『悪の教典』で第1回山田風太郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

743
上巻の他の方たちの感想を読んでいると、「日本版ハリー・ポッター」との指摘も多い。確かにそれは本書の着想の重大なヒントになっているだろう。加えて、民俗学的フォークロア、ハダカデバネズミ、動物行動学、社会性昆虫の生態から果ては不確定性の原理にいたるまで、何でも総動員という感を呈している。本書はそうしたいわば「ごった煮」の中から生まれたのだろう。さて、上巻では世界が外の向けて広がっていったが、ここではコミュニティの内部に向かっていく。そして、その地味さを救う役割を担うのが、内部矛盾の露呈と対立項の存在である。2021/09/06

いおむ

294
さぁ~て面白い(^^)上巻の伏線を回収しつつ新たな伏線と展開にぐいぐい読まされていきます。まあ少し休んで、いざ下巻へ!2017/08/27

takaC

294
「Ⅴ劫火」へ読み進んでの後付け感想になってしまうが、中巻の区切りが「Ⅳ冬の遠雷」までなのは、なかなか巧妙。2011/04/17

sk4

269
冒険と戦いが終わり、また箱庭への生活へ。 外界で禁忌に触れてるにもかかわらず、お咎めなしで日常生活に復帰するのだが、貴志氏的にはチャレンジであろうアノ描写なども盛りつつ、月日が流れる。 そんな中で現れる業魔。 それもあの人。 業魔になったあの人は、主人公を想い死を選ぶのだが、死の間際の愛の告白には泣いた。 ただ気になったのは、サキ自身が業魔と一緒にいたら確実に死ぬと分かってからは、何と無く腰が引けていたこと。 もしかしたら伏線かもしれないのだけど悲しかったです。 最終巻へ。2012/11/05

マーム

261
子供たちに対して冷たく閉ざされている印象のこの世界。そうまでして大人たちが守ろうとしているものは何か?かつて神栖66町を恐怖のどん底に陥れた悪鬼Kは、人の姿形こそすれ、その内面は既に人にあらず、自己保存本能のみが病的に肥大した怪物でした。でも、大人たちが心の底から子供たちを怖れているという事実が、取りも直さず子供たちの精神のバランスを崩し、悪鬼や業魔を生み出しているのではないかという疑念も抱きました。もうこれ以上、大切な人、愛する人を失うのは嫌という早季の切なる願いが、難局の収拾に向けた原動力となります。2012/07/13

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