講談社文庫
まっくらな中での対話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 258p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062767903
  • NDC分類 491.374
  • Cコード C0195

出版社内容情報

真っ暗闇の空間で遊ぶソーシャル・エンターテインメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。案内役(アテンド)を務める視覚障害者と、脳科学者・茂木健一郎が、五感と脳、世界の認識の仕方について語り尽くす!
「見る文化」と「触る文化」。異なる二つの文化が、ここに交響する。

ドイツ生まれのソーシャル・エンターテインメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。真っ暗闇の空間へ、案内役の視覚障害者に導かれ、おずおずと入っていく参加者は、視覚が遮断されることによって、それ以外の感覚が解放される心地よさに気づく。暗闇で癒される脳と心。その謎に、茂木健一郎が迫る。<文庫オリジナル>

第1章 火の音を聴き、木の香りを嗅ぎ、土の柔らかさに触れる
第2章 人は変われるよ。その証拠に体験してごらん
第3章 「見る文化」と「触る文化」
第4章 感動と発見の毎日
第5章 暗闇で癒される脳と心
第6章 想像力こそがコミュニケーションの源


茂木健一郎 with ダイアログ・イン・ザ・ダーク[モギ ケンイチロウウィズダイアログインザダーク]
著・文・その他

内容説明

ドイツ生まれのソーシャル・エンターテインメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。真っ暗闇の空間へ、案内役の視覚障害者に導かれ、おずおずと入っていく参加者は、視覚が遮断されることによって、それ以外の感覚が解放される心地よさに気づく。暗闇で癒される脳と心。その謎に、茂木健一郎が迫る。

目次

第1部 暗闇での対話―対談(火の音を聴き、木の香りを嗅ぎ、土の柔らかさに触れる;人は変われるよ。その証拠に体験してごらん)
第2部 異なる文化を歩く―座談会(「見る文化」と「触る文化」;感動と発見の毎日;暗闇で癒される脳と心;想像力こそがコミュニケーションの源)

著者等紹介

茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年東京都生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして、脳と心の関係を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なるみ(旧Narumi)

29
ダイアログ・イン・ザ・ダークを体験した脳科学者の茂木さんが、ダイアログ・イン・ザ・ダークの企画と運営を担当してきた方との対談、そしてダイアログ・イン・ザ・ダークのアテンドである3人の視覚障がいの方との座談会の二部構成となっていて、どちらも読みごたえありました。特に座談会の方は視覚障がいの方の物の認知の仕方や、日常生活、そしてアテンドとして日々感じていることが述べられていて、ダイアログ・イン・ザ・ダークを体験していないとしても勉強になる一冊だと思いました。2020/03/25

りー

29
ヒトというものが、ひとりひとり異なった世界の中で生きているのだということを強烈に感じさせてくれる一冊。こうして身近にわかりやすく異なった世界を生きる人たちがいて、そしてその世界を垣間見られる環境がそこにあるということがどれほど幸せなことか。DID、行きたいなぁ。2015/11/23

ひろ☆

18
ダイアログ・イン・ザ・ダークを経験することによって、気づく想像力と発送の転換、気づき。アメリカやイギリスにはサヴァンが多くいるのに、日本やイタリアではほとんどいない。表に出てこないには、社会的な環境によるもの。これにはいろいろ考えさせられる。ロシアン自動販売機やピクニック・イン・ザ・ダークの考えは面白い。とりあえず、来月までにダイアログ体験してみる。 2015/02/06

ジュール リブレ

14
最近、いろんなところで聞かせてもらって興味を持ってます。 本を読んでますます興味津々です。一度、行って見たいです。2011/11/26

スズメ

13
以前から興味があったダイアログ・インザ・ダーク。読み友さんのお蔭で本の存在を知りました。「心の闇」という言葉がありますが、闇の中で向き合う自分探しはそんなオドロオドロシイものではなく、もっと自由で、明るく前向きなもののようです。余震が怖くて見合わせていますが、もう少ししたら参加を考えています。2011/04/02

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