講談社文庫<br> 京のほたる火―京都犯科帳

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講談社文庫
京のほたる火―京都犯科帳

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  • サイズ 文庫判/ページ数 227p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062767675
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

京の町に帰ってきた親方と初めての音吉。辻で人を集めて芸をみせ、商いをする、けん玉売りの二人には、人には言えない、もう一つの仕事があった。危ない橋を渡ろうとする、その先には…(「けん玉売り」)他、短編8編を収録。貧しくとも毎日を懸命に生きる庶民と、揺れる心を見事に綴った時代小説短編集。

著者等紹介

吉橋通夫[ヨシハシミチオ]
1944年、岡山県生まれ。法政大学卒。「季節風」同人。『たんばたろう』(TBSブリタニカ)で第2回毎日童話新人賞受賞。『京のかざぐるま』(岩崎書店)で第29回日本児童文学者協会賞受賞。『なまくら』(講談社)で第43回野間児童文芸賞、京都水無月大賞2010受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

47
江戸の犯科帳モノが多い中で、京を舞台にしてくれた作家さんがおられたなんて💛。「なまくら」に続きまだ二冊目ですが・・私が知らなかっただけで結構書いていらっしゃる。それでいてどの方もお褒めの言葉を。捕らえる人が主人公じゃなく、庶民が・・哀しいかな罪を犯さざるを得なかった事情が・・。犯罪を犯した者が全部が全部悪いわけではあるまい。貧しさ故ってこともある。そういう事情を踏まえた上でのほたる火と言う題。良かったら読んでみて下さいこの作家さんを(#^^#)2022/03/06

雨巫女。@新潮部

13
《私-蔵書》京の都の庶民の犯科帖。江戸と京は、やはり雰囲気が違う。2020/04/20

一五

7
題名はそそられる感じ。1話1話が短か過ぎて掘り下げが足りないかな2023/09/05

はち

7
短編集。舞台は江戸時代の京都、それだけでも大好物なのに、短編それぞれが上手い。犯罪を犯す子供たちのはなし。だけど派手さは全くないし、展開もどこか似ているのに、何か違う。読み終わった後に何かが残る。いい作品。もっと人気が出てもいい。2011/02/07

山内正

3
京西陣の大機織りの仕事を井助は風邪 で代わりに平吉が高い板の上に座る 藤五郎の織る糸を上で引っ張る 違う右を上げるんやと怒られる その時一巻きを懐に入れるのを見た 部屋に戻り井助に聞いたら 何も言うたらあかん黙ってろと 藤五郎にも分かってるな黙ってんと えらい目に合うでと脅され 一人どうしたらと悩み番頭さんに やっぱり藤五郎やったんか 噂は有って調べてたんやと 心配すな明日店を追い出す それにな井助も見たと言う人がいて お前助けてやってくれと 平吉は井助に番頭さんの話をした 夜中覚ますと井助が!2019/10/09

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