講談社文庫<br> 空港―25時間

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講談社文庫
空港―25時間

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  • サイズ 文庫判/ページ数 443p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062765695
  • NDC分類 687
  • Cコード C0195

内容説明

パイロット、パーサーなどの飛行機の乗務員だけが飛行機を飛ばすのではない。空港カウンター、貨物の搭載、機内クリーニング、整備、運航管理、航空管制、税関など、空港で働く人々が携わる仕事のすべてを取材。彼らの語る自分の仕事内容と、安全に飛ばす誇りから、飛行機は誰が飛ばしているのかを描く。

目次

機長A―九時間の退屈、一秒の恐怖
パーサーA―お客様をハッピーにさせる空飛ぶ職人です
カウンター―「できません」でなく「やってみます」の精神で
貨物の搭載―積み方ひとつにもコツがあります
機内クリーニング―一機当たり二十分の勝負
整備士―指先と五感がものをいう
運航管理者―地上からの支援、うまくいって当たり前
機長B―パイロットに求められる体力と柔らかい頭
パーサーB―キャビン・アテンダントにもっとも大切なスマイルと気配り
航空管制官―二分に一機の過密ダイヤをさばく
税関―この仕事、非情一本槍ではダメなのです

著者等紹介

鎌田慧[カマタサトシ]
1938年青森県生まれ。早稲田大学文学部卒業。新聞、雑誌記者を経て、フリーとなる。開発・公害・教育・労働など、社会問題を追及する社会派ルポライターの第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

482
私は鉄道も好きだし、駅もまた好きだ。そして、同じように飛行機と空港をもこよなく好んでいる。本書は、飛行機および空港に携わる人たちへのインタビューに基づいて構成されている。当然、筆者の鎌田慧も飛行機好きである。パイロットやCAといった仕事なら、私たち素人にもおおよそは想像の範囲内にある。そう思っていたが、なかなかそんなに簡単なものではなく、CAの苦労も相当なもののようだ。ちなみにこの人たちの持病は腰痛であるとか。まして、マーシャラーであるとかディスパッチャーとなると、もう想像の範囲を超えている。2021/01/26

mr.lupin

51
飛行機を安全安心に飛ばす為に、業務に携わる、パイロット、キャビンアテンダント、整備士、カウンター業務や機内クリーニング業務、航空管制官、運航管理者、そして税関で働く人達などを、インタビュー形式でそれぞれに綴ってある。イロイロと興味深い話や普段は気にもしないような話等もあり、充分に楽しむ事ができた。この先もし飛行機にのる機会があった時には、この本を読んだことを是非思い出すようにしたい。☆☆☆★★2021/03/14

miwapicco

7
お昼の友に、2度目くらい 管制官にもっと良い待遇を!!

あやめちゃん

4
「飛行機はパイロットだけでは飛ばない」2016/10/31

tecchan

3
空港運営に関わるパイロット、パーサー、カウンター、整備士、管制官等様々な人のインタビュー集。経営合理化・効率化が進められるなか、飛行機の安全運航を支えているのは、こうした労働者の熟練とプライドだということがよくわかる。それにしても、あまりにも理不尽な客の要求、クレームが多く苦労していることに驚かされた。2016/01/07

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