講談社文庫
レターズ・フロム・ヘヴン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 97p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062765237
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

亡くなったおばあちゃんから届いた、一通の手紙。それはすてきですてきで、すてきだった。遺されたインクスタンドを使い、手紙を書き続けるケイティ。どうして返事をくれないの?おばあちゃんに会いたい―祖母の死を受け入れきれないケイティに起きた奇跡。江國香織×荒井良二が運んできた、天国からのギフト。

著者等紹介

アンダーソン,レイチェル[アンダーソン,レイチェル][Anderson,Rachel]
1943年生まれ。ジャーナリストとしてBBCの出版・雑誌部門に勤務。新聞、雑誌等にも執筆し、’90年にはメディカルジャーナリスト賞を受賞。児童書や育児書を始め著書は50冊あまり

江國香織[エクニカオリ]
1964年生まれ。’89年「409ラドクリフ」でフェミナ賞を受賞し、’91年に『こうばしい日々』で産経児童出版文化賞、’92年坪田譲治文学賞、同年『きらきらひかる』(ともに新潮文庫)で紫式部文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』(集英社文庫)で山本周五郎賞、’04年『号泣する準備はできていた』(新潮文庫)で直木賞、’07年『がらくた』(新潮社)で島清恋愛文学賞を受賞。絵本や翻訳物の作品も多い。荒井良二氏との作品『ぼくの小鳥ちゃん』(路傍の石文学賞・新潮文庫)など

荒井良二[アライリョウジ]
1956年生まれ。’97年『うそつきのつき』(文溪堂)で小学館児童出版文化賞。’99年『なぞなぞのたび』(フレーベル館)でボローニャ国際児童図書展特別賞、2000年『森の絵本』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、’05年アストリッド・リンドグレーン記念文学賞、’06年『ルフランルフラン』で日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

emi

42
死んだおばあちゃん(ほんとのおばあちゃんじゃないけれど)からの手紙に返事を書くケイティ。彼女にとっては、待ち望んでたおばあちゃんだったんだね。少女のうつろいやすく繊細な心理は、江國香織さん訳がぴたりとくる。いなくなる、と、死んじゃう、はどう違うのか、一つずつ知っていくケイティ。手紙の仕組みは謎のままだけど、ファンタジーとして受け止めて読めば、ほんわかしたショートストーリー。荒井良二さんの絵が、四季の移り変わりをそっと彩り、おばあちゃんとケイティの関係はこんなあたたかなものなんだなと微笑む。贈り物にも◯2017/04/23

めろ

35
大好きな江國香織さんが翻訳したもので、何も考えず本屋さんで手にとった。幼いケイティが亡くなったおばあちゃんに手紙を書き続け、少しづつ「祖母の死」を理解し受け入れていく。私もつい先日祖母を亡くしたばかりだったので、最後のおばあちゃんからの手紙には涙がとまらなかった。まだ哀しみは癒えないけれど、優しく清々しい気持ちで読了しました。深い愛に溢れた一冊です。2013/06/23

まゆ

6
死んだ人のことは忘れちゃえばいいんよね。忘れてもなくならないよ。2015/05/28

RICK

3
絵本で読みたかったな。画が優しくてロマンチック。2013/06/15

パーコリ

3
すごく人に勧めたくなる一冊。江國香織&荒井良二の組み合わせは相変わらず最高だ。江國さんらしい言葉の選び方、日常がキラキラする言い回しに、荒井良二さんの、イメージを押し付けるのではなく広げてくれる稀有なイラスト!!本当に親しい人にだけ、そっと贈るギフトのように素敵だ。ゆっくり大切に読むのがコツ。 2011/04/02

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