内容説明
憧憬の女神、七条由香の無惨な死体を発見した北前真司は、無実の罪を押し付けられてしまう。真犯人はどこかで笑っている。天井の覗き穴に不審を抱いた棟居刑事と、兄の無実を信じる友美の執念の追跡!だが疑惑の男は、衆人環視のレストランで服毒死を遂げる…!二転三転の冤罪事件、驚愕の真相とは。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県熊谷市生まれ。青山学院大学卒。9年余のホテルマン生活を経て、1969年に『高層の死角』で江戸川乱歩賞を、1973年に『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞を受賞。2004年、第7回日本ミステリー文学大賞を受賞。デジカメ片手に俳句をひねる表現方法「写真俳句」も提唱している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yomineko@猫と共に生きる
58
久し振りの森村誠一先生😊憧れの女性・由香を無残に殺されてしまった上、冤罪で起訴され肺結核で命を落とした兄の復讐をすべく立ち上がる知美!同じく兄を殺された寿々。そして由香の父が私刑を画策する。棟居刑事シリーズは非常に分かり易く読み易い。悲惨な過去を持つ心優しい彼。2024/04/02
iwaken
3
★★★☆☆2018/06/28
のん
1
新鮮味は無かったが、森村さんらしい展開かな?「ガラスの密室」という例えだけが面白かった。2019/04/26
wankousan
1
今年6月にドラマ化されたみたいだが見れなくて残念。内容はそれぞれの復讐心も判らなくもないが訴えるものが弱いように思う。森村氏の文章は好きなので直ぐに完読。2018/09/02
Asayo
1
作者の意図する展開のために、無理にストーリーや仕掛けが作られている感じが否めません。登場人物が自ら動いているというより、作者に動かされている不自然さを感じます。例えば、最後の自供につながる証拠も、そんなドジするか!?と突っ込みたくなります。全体的に面白く読めただけに、残念です。2014/09/29