講談社文庫<br> 空飛ぶタイヤ〈上〉

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講談社文庫
空飛ぶタイヤ〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062764520
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

巨大自動車会社の、腐りきった内情。
保身に走る、エリート社員。
強烈な向かい風の中、そんな彼らに一人挑む、粘り強い男がいた・・・・・・!

走行中の大型トレーラーが脱輪し、はずれたタイヤが若い母子を直撃した。
トレーラーの製造元ホープ自動車は、トレーラーを所有する赤松運送の整備不良が原因と主張するが、社長の赤松は到底納得できない。正確な整備記録が残されていたのだから。

独自に真相に迫ろうとする赤松を阻む、大企業の厚い壁。
会社の経営は傾き、窮地に立たされた赤松は、家族からも孤立し、絶望のどん底に堕ちたに見えたが――そこへ週刊誌の記者が、驚愕の情報をもたらす。
真実は、どこに!?

★池井戸作品が、初めて映画に!★
映画「空飛ぶタイヤ」 6月15日全国ロードショー
出演:長瀬智也 ディーン・フジオカ 高橋一生

がんばれ、赤松!

序 章 決して風化することのない、君の記憶
第一章 人生最悪の日々
第二章 ホープとドリーム
第三章 温室栽培群像
第四章 ハブ返せ!
第五章 罪罰系迷門企業
第六章 レジスタンス
第七章 組織断面図


池井戸 潤[イケイド ジュン]
著・文・その他

内容説明

走行中のトレーラーのタイヤが外れて歩行者の母子を直撃した。ホープ自動車が出した「運送会社の整備不良」の結論に納得できない運送会社社長の赤松徳郎。真相を追及する赤松の前を塞ぐ大企業の論理。家族も周囲から孤立し、会社の経営も危機的状況下、絶望しかけた赤松に記者・榎本が驚愕の事実をもたらす。

著者等紹介

池井戸潤[イケイドジュン]
1963年、岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部・法学部法律学科卒。1988年、三菱銀行(当時)に入行。1995年、同行を退職。コンサルタント業の他、ビジネス書の執筆を手がける。1998年、『果つる底なき』(講談社文庫)で第44回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サム・ミイラ

705
下町ロケット、ロスジェネに次いでの池井戸作品。中小企業の意地と誇りをかけて大企業に挑むストーリーは下町ロケットとも相通じるものですが、上下巻分かれているだけあって細部まで緻密に丁寧に作り込まれています。上巻は大企業の論理の前に翻弄され、窮地に追い込まれていく過程がリアルに描かれていて胸が苦しくなるほどです。嫌な奴らは下町ロケットの比ではありません。読者も怒りを溜めに溜めて (笑)さあこれから…というところで上巻終了。もう続けて読むしかなくなるこの上手さ!さすがです。気になる感想は下巻で!2014/07/06

遥かなる想い

688
三菱自動車によるリコールをモデルにした小説。WOWOWでもドラマとして放映されて、評判をとったようだが、原作も会社における微妙な対立を描いている。2010/07/10

W-G

501
映画版をDVDで観た流れで再読。映画つまらなかったな…。まぁ盛り沢山な内容なので、だいぶ省略が必要なのもわかる。上巻のハイライトは、赤松運送がハブ返却を求めて動きだすあたりと、ラスボス的ポジションの狩野常務の登場。改めて読むと、主要人物の赤松社長と、ホープ銀行の井崎は一度も接触しないままだと気づく。群像劇としては池井戸作品の中で最も凝った造りではないだろうか。とにもかくにも、上巻では赤松運送も、プライベートでの赤松社長もやられっぱなし。もう一人の主人公である沢田にしても黒寄りのグレーな人物像だ。 2019/09/01

にいにい

488
またまた、池井戸潤さんの企業小説。実際の事件をもとにしたフィクション。結末は、想像できるけど、ページを捲る手が止まらない。財閥系自動車メーカーのリコール隠しと小学校での盗難事件が並行して進んでいく。コンプライアンスって何?企業にとって大事なものとは?を問いかける。赤松のカッコ良さと自分の利益しか考えられない者、間違ったプライドだけの者のやり取り、心の葛藤が見物。さ、下巻に行くぞ!同じ財閥系銀行の判断も興味津々。タイトルは、メルフェンチックで、悲惨な事故を想像できなかったけど、読んで直ぐ引き込まれる一冊。2014/06/18

抹茶モナカ

441
赤松運送のトレーラーのタイヤが走行中に外れ、母子死傷事故が起きた。その事故原因は、メーカー側の構造的欠陥にあり、さらには、リコール隠しが水面下で起こっていた。タイトルから航空機のタイヤが外れる話だと思い込んでいたけど、違いました。2015/03/31

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