講談社文庫
人生に二度読む本

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  • サイズ 文庫判/ページ数 298p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062764216
  • NDC分類 019
  • Cコード C0195

内容説明

経済小説の泰斗として数多くの名作を遺した城山三郎。財界リーダーとして活躍し読書家として知られた平岩外四。卓越した識見を備える二人の碩学は、古今東西の文学から何を感じ学んだのか。太宰治、中島敦、ヘミングウェイ、カフカ、ジョイス…若き日に没頭した小説を再読し、その魅力を語り合う名著案内。

目次

夏目漱石『こころ』
アーネスト・ヘミングウェイ『老人と海』
太宰治『人間失格』
フランツ・カフカ『変身』
中島敦『山月記・李陵』
ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』
大岡昇平『野火』
ジェイムズ・ジョイス『ダブリン市民』
ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』
リチャード・バック『かもめのジョナサン』
吉村昭『間宮林蔵』
シャーウッド・アンダソン『ワインズバーグ・オハイオ』

著者等紹介

城山三郎[シロヤマサブロウ]
1927年愛知県名古屋市生まれ。東京商科大学(現・一橋大学)卒業後、愛知学芸大学(現・愛知教育大学)などで教鞭をとる。’59年『総会屋錦城』で直木賞受賞。その後、作家活動に専念する。2007年死去、享年79

平岩外四[ヒライワガイシ]
1914年愛知県常滑市生まれ。東京帝大(現・東京大学)卒業後、東京電灯(現・東京電力)入社。’41年召集され出征するが、戦後復帰。’76年東京電力社長就任、以後会長、相談役を歴任。’90年経団連会長となり財界リーダーとして活躍。読書家として知られ、蔵書は4万冊以上に及んだ。2007年死去、享年92(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はかり

13
城山三郎と元経団連会長の平岩外四氏の対談形式で、二人が共通の書籍について読後感を語る。12冊掲載されているが、うち7冊を読んでいたので興味深く読んだ。とりわけ「老人と海」「かもめのジョナサン」は懐かしかったし、「かもめのジョナサン」が五木寛之の訳だったとは知らなかった。読んでない残り5冊の対談は読まなかった。2020/09/28

T M

7
作家・城山三郎と財界人・平岩外四の対談読書案内。みごとに前半は私自身の既読、後半は未読の作品が揃った笑!おそらくお二人が取り上げたい作品を選んでおり、何故この作品に惹かれるのかから始まり、時代背景、ご自身とのエピソードに絡めて、かつ深い洞察で大変刺激を受けました。お二人が大変な読書家で読書を愛しており、また実生活にもそこで得た教養を役立ててるのが素晴らしい。一流の人ってこういう人なんだな。お二人がお茶目で親しみやすい語り口なのが良かった。2016/04/24

viola

6
著者のお二人(著名な方らしい?)の対談形式で12冊。人生に2度どころか、なんどでも・・・・5回ほどは死ぬまでに読んだほうが良さそうな名作が山ほど。 月並みなことばしか言えませんが、大変面白かったです。読書家って素晴らしい。2010/05/11

ichiro-k

6
学生時代に読んだ本もあるが、内容を覚えていない。特に日本の作家が書いたものを読み返したい。そうした気持ちにさせてくれることに感謝。2010/03/24

micari

4
【7】平岩さんて誰?太宰の章が面白くて、さすが太宰と同じ時代を生きてきた人達は、目の付け所が違うと感心。2015/02/07

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