講談社文庫
子午線を求めて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 295p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062761574
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

グリニッジ以前から存在していたパリ子午線。詩人ジャック・レダの文章に導かれて、幻の線上に埋め込まれた円盤を探す冒険が始まる―。パリの郊外が抱え込む闇を抉り出したセリーヌとノワール作家たち、衝撃的な死の後にますます本質をあらわにするエルヴェ・ギベールなど、発火石としての読書の記録。

目次

子午線を求めて―ジャック・レダに
いちばん低い雲
象を説得すること
アンボワーズの春
美しい母の発見
距離について
人恋しさについて
変名について
忘却の河
セリーヌとロマン・ノワールのための序章―『夜の果てへの旅』と郊外〔ほか〕

著者等紹介

堀江敏幸[ホリエトシユキ]
1964年、岐阜県生まれ。作家、仏文学者。現在、早稲田大学教授。主な著書として、『熊の敷石』(芥川賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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