講談社文庫<br> 泣けない魚たち

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講談社文庫
泣けない魚たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062760904
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



阿部 夏丸[アベ ナツマル]
著・文・その他

内容説明

僕にザリガニの味を教えたのは、六年生の春に転校してきたこうすけだった。クラスの誰ともしゃべらないこうすけと僕の間には、二人だけの秘密があった。ひと夏を共に過ごし、成長する少年たちの姿をみずみずしく描く表題作ほか二編を収録。坪田譲治文学賞、椋鳩十児童文学賞をダブル受賞したデビュー作。

著者等紹介

阿部夏丸[アベナツマル]
1960年愛知県豊田市生まれ。95年に書下ろしの本作『泣けない魚たち』でデビューし、第11回坪田譲治文学賞、第6回椋鳩十児童文学賞をダブル受賞。『オタマジャクシのうんどうかい』で第14回ひろすけ童話賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

54
郷愁を誘う少年たちと川の物語。夕立の匂い、草むらを吹き抜ける風、蝉しぐれ。濃密な夏の雰囲気の中、生き生きと躍動する少年たちの姿にワクワク。川遊び、ザリガニ釣り、秘密基地…。経験したことは無いけれど何だか凄く懐かしい。かけがえのない日々を過ごす少年たちの息遣いが伝わってきます。大人達との関わりも良かった。2017/02/16

みつばちい

32
著者のデビュー作で短編が三つ。どれも川、魚と子どもがテーマ。表題作の「泣けない魚たち」がとても良かった。転校生の男の子は誰とも口をきかないし、実は一才歳上だとか、川に住んでる河童だとかクラスで噂になっている。主人公の男の子は彼が転校してくる前に川で一度会っていたので、気になってつけてみたら川辺に隠れ家を作っている彼に会う。学校では話さないが、魚釣りをしたり、秘密基地を作ったり二人は川とともに仲を深めていく、、担任の先生がすごくいい。3遍とも、いい大人が出てくる。そしてその人たちもみんな魚と川を愛してる。2021/06/04

Caroline

28
読み終えてすぐ、大きな深呼吸をしました。瑞々しく書かれた自然の中で飛び回る昭和の子供たち。その姿に心が洗われただけでなく、純粋な子供が体験する切ない出来事はズシリと心に残りました。タイトルと表紙の写真も読後、染みました。「ひろすけ童話賞」を受賞された作家さんとのこと、納得です。2017/02/16

Willie the Wildcat

28
自然との共生、友情。一方、自然破壊や別れ、そして大戦の遺した傷跡。”魚”の齎す繋がりと現実。故に、泣けないし、泣かないんだよなぁと思う・・・。印象深いのが「サツキマス」。こうすけの想いにさとるの涙。友情を育む過程の描写が丁寧なのも、想いの深さを感じさせる。再会時の2人の喜びが頭に浮かぶ!蛇足だが、”ザリガニの共食い”はしたことあるが、さすがに”カエルの皮”は・・・。(汗)2013/10/30

まる子

25
表題作を含め3編の物語。『泣けない魚たち』は坪田譲治文学賞、椋鳩十児童文学賞のダブル受賞したデビュー作とのこと。転校してきたこうすけは周りとあまり馴染まず、河童の噂が。さとるはそんなこうすけとあるきっかけで仲良くなる。ザリガニを釣って食べた。夜に忍びこんだ金魚屋で魚を釣った。夏休みの自由研究に自然の物を使った。幻のサツキマスを一緒にと約束したはずだった。そしてさとるは河童に助けられたー。涙腺を持たないとされる魚。河童淵の魚はきっと涙を。ひと夏の成長。単行本は1995年と古い作品。中3学力C出題作。2023/11/12

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