講談社文庫<br> 歴史の交差路にて―日本・中国・朝鮮 (新装版)

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講談社文庫
歴史の交差路にて―日本・中国・朝鮮 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062760232
  • NDC分類 220
  • Cコード C0120

出版社内容情報

大陸と半島と島国の鎖綜する関係を紐解く

悠久の歴史のなかで演じられた治乱興亡のドラマから、食の文化、風土と習俗、近代への足どりまでを、新たな視点で自在に語りつくす。豊富な知識と独自の史観がぶつかりあい、日本・中国・朝鮮の錯綜する交流の歴史が紐解かれていく。東アジアの時間と空間を縦横無尽に行き来する、円熟の3作家による鼎談集。

司馬 遼太郎[シバ リョウタロウ]
著・文・その他

陳 舜臣[チン シュンシン]
著・文・その他

金 達寿[キム タルス]
著・文・その他

内容説明

悠久の歴史のなかで演じられた治乱興亡のドラマから、食の文化、風土と習俗、近代への足どりまでを、新たな視点で自在に語りつくす。豊富な知識と独自の史観がぶつかりあい、日本・中国・朝鮮の錯綜する交流の歴史が紐解かれていく。東アジアの時間と空間を縦横無尽に行き来する、円熟の三作家による鼎談集。

目次

悠久の歴史のなかで(大国に隣接するつらさ;アジア的秩序の感覚 ほか)
風土と習俗(全羅道は穀倉地帯;東学党の乱の失敗 ほか)
食の文化を探る(“料理”はいつ成立したか?;火と料理とやきもの ほか)
近代への足どり(儒教は“近代化”のさまたげ;社会を固定化する儒教 ほか)
鼎談を終えて

著者等紹介

司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語科卒。産経新聞社勤務中から歴史小説の執筆を始め、1956年「ペルシャの幻術師」で講談倶楽部賞を受賞する。その後、直木賞、菊池寛賞、吉川英治文学賞、読売文学賞、大佛次郎賞などに輝く。1993年文化勲章を受章したが、1996年七二歳で他界した。“司馬史観”と呼ばれる著書多数がある

陳舜臣[チンシュンシン]
1924年神戸市生まれ。大阪外国語学校インド語科卒。1961年『枯草の根』で江戸川乱歩賞を受賞する。その後『青玉獅子香炉』で直木賞、『諸葛孔明』(上・下)で吉川英治文学賞を受賞

金達寿[キムタルス]
1919年朝鮮・慶尚南道生まれ。1930年に来日。日本大学芸術学部卒。神奈川新聞、京城日報記者、雑誌編集者などを経て、1949年『後裔の街』を刊行。1997年七七歳で他界した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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レアル

48
黒岩氏の『神功皇后』を読んでる勢いで、この時代の中国や朝鮮の歴史や情勢を知りたく併用して読んだ。この新装版で読むのは初めて。神功皇后の3~4世紀に限らず、これらの3つの国は昔は侵略や戦争と言った形で、今は外交という形で、密接にというよりは遠からず近からずの関係で結ばれていた事が、この3人の碩学者の対談で読み取れる。難しい歴史の話だけでなく、3人其々のお国の話などの面白い話を読む事が出来るのも対談本の醍醐味かな。2021/10/07

へくとぱすかる

34
新装版での再読。陳舜臣氏が亡くなられて、とうとうこの鼎談の参加者はみな故人となってしまわれた。初版本から30年が経過したとはいえ、歴史と文化についての、歯に衣を着せぬ内容は、今も抜群におもしろく、しかも示唆的だと思う。ほんの一例でしかないが、韓国・朝鮮にも「陳」という姓はあり、中国にも「金」姓があるという話題があったが、これは作家自身のルーツ探しにもなるだろう。残念ながら「司馬」はペンネームだけど、これは日本、中国、韓国・朝鮮に共通して存在する姓で、その点に触れられていたら、さらにおもしろかっただろう。2015/06/29

時代

15
日本・中国・韓国の歴史と文化について、三人の対談。やはり民族が違えば風俗も違ってくるんだな。色々難しいね。知識の補完になりました△2020/01/16

Yuusi Adachi

6
司馬遼太郎の小説は「空海の風景」しか読んでいない。日本人では珍しいタイプの読書家です(笑い)。しかし、司馬の対談集は全作読んでます。本書は司馬史観…といっても、特殊なイデオロギーではなく、汎アジア的な地政学的社会学もしくは民俗学…それが司馬史観の本質といっていい。本書はその司馬史観の入門書。華僑で、中国史に詳しい陳舜臣、同じく、在日韓国人作家で「日本にみる朝鮮文化」(全13巻)の著者でもある金達寿。この三者が反転した世界地図からアジア史を語る。ブローデルの「地中海」のよな新たな歴史の視座。✩✩✩★★★2013/10/24

大竹 粋

5
東アジアの深堀がとまらず、「対談 中国を考える」「歴史の舞台-文明のさまざま」「草原の記」「東アジア世界の歴史」からの固め読み。まだまだ興味が尽きない。なぜ一番身近な朝鮮、満州、ロシア、モンゴル、中国のことを知らないで生きてこれたのだろう、むしろ不思議なくらい、今の日本をカタチ作っている有形無形のものの源流があるというのに。2013/03/13

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