講談社文庫<br> 灰色の北壁

個数:
  • ポイントキャンペーン

講談社文庫
灰色の北壁

  • 真保 裕一【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 講談社(2008/01発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 12pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月27日 13時07分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062759557
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

すべての謎は、あの山に 渾身の山岳ミステリー
新田次郎賞受賞作

世界のクライマーから「ホワイト・タワー」と呼ばれ、恐れられた山がある。死と背中合わせの北壁を、たった一人で制覇した天才クライマー。その偉業に疑問を投じる、一編のノンフィクションに封印された真実とは……。表題作の他に「黒部の羆(ひぐま)」「雪の慰霊碑」を収録。新田次郎文学賞を受賞した山岳ミステリー集。

真保 裕一[シンポ ユウイチ]
著・文・その他

内容説明

世界のクライマーから「ホワイト・タワー」と呼ばれ、恐れられた山がある。死と背中合わせの北陸を、たった一人で制覇した天才クライマー。その偉業に疑問を投じる、一編のノンフィクションに封印された真実とは…。表題作の他に「黒部の羆」「雪の慰霊碑」を収録。新田次郎文学賞を受賞した山岳ミステリー集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナルピーチ

126
三作から構成された中編集。一話100項前後で全て山岳を舞台としたミステリーである。お勧めは表題にもなっている「灰色の北壁」ある日本人登山家がホワイトタワーと呼ばれた山に単独で登頂に成功した。その証拠写真に疑念を抱いた小説家が調査に乗り出し真実に迫っていく。結末もそうくるか!っていう展開で読み応えあり。他2作もそれぞれ味が出ている仕上がりとなってました!2020/08/12

じいじ

117
『ホワイトアウト』で虜になった真保裕一。本作は優れたノンフィクションや山岳など自然界を題材にした作品に贈られる「新田次郎文学賞」の受賞作。山岳小説3作の中編、どれもハイレベルの傑作だ。面白い。北アルプス剣岳を舞台にした【黒部の羆】主人公・ヒグマこと樋沼の山岳警備隊一筋の生きざまに魅了させられた。ヒマラヤ山脈の7,981mの北壁に挑む【灰色の北壁】の迫力に圧倒された。一人の女を一途に愛した二人の山男の対峙に隠された謎に引き込まれる。つぎの真保作品、何を読むか?迷うが、楽しみだ。2017/01/26

モルク

102
山岳小説3編。冬山の氷壁で滑落しロープで宙吊りとなっている遭難者を元救助隊で今は山小屋の主人が救助に向かう。彼も以前似た経験をしその心の傷が今も…の「黒部の羆」がとてもよかった。選ばれた友への嫉妬、なんとか貶めようとする策略そこに臨場感溢れる冬山のシーンが重なる。「灰色の北壁」は世界のクライマーの夢を叶えた天才が死んだ。彼の登頂の疑惑と最後に明かされる謎解きが絶妙。3作とも山に挑む者の情熱、山のそして自然の厳しさがビンビンきた。根性なしの私にはとても無理。2023/09/07

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

97
何れも雪山を舞台とした中編の山岳小説。夏山の縦走ばかりで雪山の経験が全く無いのにこんな事を言うのもおこがましいのですが、どれもリアルで良かったです。特に表題の「灰色の北壁」が素晴らしかった。ヒマラヤの未踏の北壁制覇を巡る疑惑とそこに隠された真実。山岳ミステリとして読んでもも一級品だと思いました。★★★★2013/11/04

ジュール リブレ

89
山岳小説オススメをお聞きした中で出てきた一冊。読友さん、ご紹介ありがとうございました。中編3つ、読み応えバッチリ。『ホワイトアウト』で鮮烈なデビューされた真保裕一さんの面目躍如、スリル満点な一冊でした。表題作の『灰色の北壁』に隠されたトリックやレトリックは本格的だし、冒頭の『黒部の羆』も巻末の『雪の慰霊碑』も、一ひねりが効いたストーリー。山岳小説ならではの手に汗握る展開とあわせて一気読みでした。それぞれのラスト、ハッピーかどうかの意見は分かれると思うけど、人生を変えようと言う意思を感じる作品です。2021/07/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/547969
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。