講談社文庫<br> 完全版 年金大崩壊

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講談社文庫
完全版 年金大崩壊

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  • サイズ 文庫判/ページ数 357p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062759106
  • NDC分類 364.6
  • Cコード C0195

内容説明

失われた年金財源は9兆円超、紛失した年金記録は5〇〇〇万件…私たちの老後を支えてくれるはずの年金制度は、なぜかくも破綻したのか。年金問題を世に知らしめた’04年講談社ノンフィクション賞受賞作に、大幅改訂&加筆した完全版。足掛け7年以上の取材で、驚くべき年金制度の「からくり」が明らかに。

目次

第1章 年金中抜きの構造
第2章 年金利権と天下り先
第3章 現役の年金官僚たちが吸う甘い汁
第4章 OBと現役の結託
第5章 日本の年金制度は国家の社会保障制度と呼べるのか
第6章 諸外国との比較
第7章 支給されなかったまぼろしの年金

著者等紹介

岩瀬達哉[イワセタツヤ]
1955年、和歌山県生まれ。ジャーナリスト。官僚腐敗やメディアの問題などを中心に取材・執筆活動を続ける。’96年、第2回「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の企画賞とスクープ賞を、2000年には第6回同賞の作品賞を受賞。’03年に刊行した『年金大崩壊』と’04年の『年金の悲劇―老後の安心はなぜ消えたか』では講談社ノンフィクション賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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きっしょう

0
長年積み過ぎた。ただ、今だからこそいえる事はこの本が出たときと比較して基本的な状況が何か変わったとは到底思えない。官僚の自己防衛能力の強靭さを崩すのは大変そう。2012/02/28

おっしょう

0
★★★☆☆(3.5)2008/10/21

うたまる

0
公僕なんて夢のまた夢、残念ながら公務員は国民の敵でしかない。繰り返される旧社会保険庁の不正の数々に、怒りも悲しみも笑いもなく、ただただ虚無に落ち込んでいく。インチキが発覚しているのに、彼らはどうしてこんなに図太く開き直れるのだろう。年金資金の流用に「そんな何兆何千億という話じゃないですから…」。入力漏れの指摘に「立証責任は加入者の側にあって、社会保険庁の側にはない」。浪費される中抜きシステムには「悪法と思うなら変えればいいじゃないの」。誰も最初はこうではなかったはず。公務員という制度が人間を歪ませるのか。2018/09/04

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