内容説明
さあ出かけよう!のんびりぜいたくな夫婦ふたり旅。ヒルツェルからチューリヒ、そしてマイエンフェルトへ。「アルプスの少女ハイジ」の故郷をたずね、作者シュピーリの生涯をたどる感動の夢紀行。後年、いのちの歌「千の風になって」を作ることになる作家夫妻の旅はここから。スイス旅行必携のガイド。
目次
ダイジェスト『ハイジ物語』
ハイジ紀行(ヒルツェルのにわか雨;チューリヒのひな菊;マイエンフェルトの晩鐘)
『ハイジ』から学んだ幸福な三つの生き方(自然との共生;幼児教育と女子教育;楽天的な人生観)
ヨハンナ・シュピーリの生涯
ハイジの旅・シュピーリの旅(対話)
著者等紹介
新井満[アライマン]
作家、作詞作曲家、写真家、環境映像のプロデューサーなど多方面で活躍中。1946年新潟市生まれ。上智大学法学部卒業。’88年、小説「尋ね人の時間」で芥川賞を受賞。2003年11月に発売された写真詩集とCD『千の風になって』は現在もロングセラーを続けている
新井紀子[アライノリコ]
随筆家。1947年東京生まれ。東京農工大学卒業。’71年新井満氏と結婚。’96年よりラジオ番組「心のともしび」に毎月エッセイを寄せている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とさり
2
「千の風になって」で有名な作家、新井満さんとその奥さんでエッセイストの新井紀子さんの共著。奥さんの子供の頃からの夢だったハイジの故郷スイスに行くことを二人で実現したその紀行文です。もともとページ数が少ない上に半分はスイスの写真なので、あっという間に読み終えますが、二人の心温まる文章と行間に滲む旅情に胸が高鳴ります。僕ら夫婦も定年後にはスイスに行っておじいさんの山小屋をこの目で見るという夢をずっと抱き続けて、もうすぐそこにという今になってコロナの野郎のために、夢の実現はいつのことやら・・・。2022/01/10
kanagon88
0
農工大の同窓会報を読んでいたら,「私はハイジになりたくてこの大学に来た」という文を読んでたまげた.そんな筆者が芥川賞作家の旦那さんとハイジの村を旅したエッセイ.何やら楽しげ.2010/12/03
あ
0
☆☆☆☆