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講談社文庫
謎〈002〉―宮部みゆき選 スペシャル・ブレンド・ミステリー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 380p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062758383
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

一九七〇年代からの30年間、ミステリー界に何が起こったのか?人気作家が膨大な数の短編小説の中からベスト・オブ・ベストを選ぶ「謎」シリーズの第2弾。今回のミステリー・ブレンダーは宮部みゆき。選者による解説が、各年代を象徴する「謎」を解き明かす。7作品を収録した、極上のアンソロジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おか

61
スペシャル・ブレンド・ミステリーの宮部みゆき選。1971年、1981年、1991年と年代別に7作を選んでいる。生島治郎、森村誠一、小松左京、佐野洋、都筑道夫、原尞、夏樹静子 と錚々たる面々が並び、どの作品も 何度も読んだ記憶がある。そして 其々の年の出来事を書き出してくれているので その時代を生きてきた私としては 記憶を新たにしてくれる、それも有り難かった( ◠‿◠ )良い作品は古くならない と思わせてくれました2019/04/30

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

32
1971年、1981年、1991年のの3年から宮部みゆきさんが選んだ日本のミステリ短編集。71年から悲しく切ない「男一匹」、個人が会社から使い捨てられるのは昔も今もかわらない「企業特訓殺人事件」、SF?ホラー?ミステリー!「闇の中の子供」。81年から、あの事件が元ネタ?「暗い窓」、探偵が依頼された人探しではなく木探し「首くくりの木」。91年からは、ハードボイルド探偵がかっこいい「歩道橋の男」、不良少年を殺した犯人は……?「酷い天罰」など。どれも当時の世相が反映された作品だった。2015/10/28

のりすけ

26
「企業特訓殺人事件」に、時代性を感じた。そうだよな、こういうのが「アタリマエ」だった時代を「あの時代は良かったんだよ」と実情をあまり知らずに羨むヤング世代。そりゃ、甘えたこと言ってんじゃねーって当時の企業戦士から見たらそうなっちゃうよなぁ…そんな感慨が押し寄せてきた。ミステリに全然関係ない感想でごめんなさい。2019/03/31

ロロノア・ゾロ

25
一言『小説には時代背景がリンクしてるんだ』「謎」シリーズ第2弾。ブレンダーは宮部みゆきさん。東野圭吾さんに続き、超超人気作家。今回は1971,81,91年に発表された短篇集からのセレクト。宮部節から始まり宮部節で終わります。そもそも宮部作品を初めて読んだのは「理由」でした。あまりにも面白く、続けて「火車」を読んだぐらいです。そんな宮部さんは何を選ぶのか、期待に胸が膨らみます。原尞さんの「歩道橋の男」初読み作家さんであり、非常に気になる作品でした。小説は時代背景に影響されることを認識させてくれました。2015/11/01

緋莢

18
「チャンスを掴んで、のしあがる」そう決意した少年は、ある男を殺すよう 指示を受け・・・(生島治郎「男一匹」、偶然繋がった電話で、互いに 見知らぬ相手にも関わらず、言葉を交わす男女。それぞれが抱える秘密は・・・(佐野洋「暗い窓」)、30分ほど前に依頼に来た女性の依頼を引き受けないで欲しい。私立探偵の沢崎は、奇妙な頼みごとをされ、それが思わぬ事件となり・・・(原寮「歩道橋の男」)1971年、1981年、1991年のベスト・オブ・ベストを宮部みゆきが選んだ本。2016/08/14

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