講談社文庫<br> 王城の護衛者 (新装版)

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講談社文庫
王城の護衛者 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062758338
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



司馬 遼太郎[シバ リョウタロウ]
著・文・その他

内容説明

薩長両藩が暗躍し、攘夷派の浪士たちが横行する、無政府状態に近い幕末の京。新たに京都守護職を命じられた会津の青年藩主・松平容保は、藩兵千人を率い、王城の護衛者として治安回復に乗り出すが、複雑怪奇な政治の術数に翻弄され…。表題作の他に、「加茂の水」「鬼謀の人」「英雄児」「人斬り以蔵」を収録。

著者等紹介

司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語科卒。産経新聞社勤務中から歴史小説の執筆を始め、’56年「ペルシャの幻術師」で講談倶楽部賞を受賞する。その後、直木賞、菊池寛賞、吉川英治文学賞、読売文学賞、大佛次郎賞などに輝く。’93年文化勲章を受章したが、’96年72歳で他界した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

173
幕末物の短編を5編収録。大村益次郎を描いた「鬼謀の人」は「花神」の、河井継之助を描いた「英雄児」は「峠」の雛型と言える。まずは表題作。私の出身の会津若松にまつわる話し。京都守護職を引き受けた事により予想通り会津藩は滅びる。藩祖の家訓を守り純粋にひた向きに働く松平容保。孝明帝が崩御されなければ歴史は変わっていたのか。政局に翻弄される会津藩の哀しみ、明治維新後の松平容保の怨念を感じた。「英雄児」で初めて河井継之助に触れた。破格の人物。しかし小藩である長岡藩には苦しみを与えてる。「峠」、「花神」も読みたくなる。2016/03/23

優希

101
面白かったです。幕末を生きた5人の男たちを描いた短編集。狡猾に時代を読める人が生き残り、資質を持ちつつも正直な人が散っていくという皮肉な幕末という時代。時代が動乱期であるからこそ、その時代の波に乗れた人が運を掴んでいく。この作品の人々は、それぞれ自分の正義と信念のもとに生きていますが、結果として不幸に見舞われるのが切ないところです。長編『峠』や『花神』の原点とも言える作品がおさめられているのは興味深いですね。2016/11/21

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

66
会津藩主松平容保、人切り以蔵こと岡田以蔵の話など幕末を描く短編集。表題作の「王城の護衛者」は薩長の勢いが強く、攘夷派の浪士たちが横行する幕末の京。新たに京都守護職を命じられた会津の青年藩主・松平容保は、藩兵千人を率い、王城の護衛者として治安回復に乗り出す。時代の流れを見ればもはや幕府の行く先は聡明な容保にはわかっていたことであろう。それでもなおかつ忠誠を誓う凄さ。★★★+

金吾

63
○それぞれが面白い短編集です。テーマは極かなと思いました。善かれ悪しかれ主役たちがそれぞれの人生を突き進んだように感じます。「王城の警護者」と「鬼謀の人」が良かったです。2021/02/08

kawa

57
興味深い短編集。ことにタイトルに冠される会津・松平容保を描く「王城の護衛者」は鳥肌もの。小才を弄することを嫌い至誠を重んじる容保。英明で好感度高い人物、しかし激動する難局は容赦なく彼を翻弄し、やがて会津の悲劇に繫がる…。歴史を動かすのは悪賢い「陰謀」なのか?不条理ここに極まる思い。歴史に対する自分の無知を再確認させられる充実作、消化しきれない読後なのだがお勧めの一作であることは間違いない。「鬼謀の人」は「花神」、「英雄児」は「峠」に名作長編に繫がる。「加茂の水」も陰謀の幕末史を飾る玉松操なる人物が登場。2019/02/14

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