出版社内容情報
少女・江利子と“絶対”と名付けられた犬の日常を、姉の視線から描いた表題作他3作品収録。人間の心の闇を描いた話題作。トラウマ?トリコ? 衝撃のデビュー作!
引きこもりの少女・江利子は、拾った犬に「絶対」と名付けた。「絶対に自分の味方」となることを求め、その犬の世話をする江利子。ところが、電車の横転事故の跡を見たとき、事件が起きた(表題作)。人間の深奥に潜む、悪意、ユーモア、想像力を、鋭い感性で描いた3作品。文学界に衝撃を与えた鮮烈なるデビュー作。
江利子と絶対
生垣の女
暗狩
あとがき
本谷 有希子[モトヤ ユキコ]
著・文・その他
内容説明
引きこもりの少女・江利子は、拾った犬に「絶対」と名付けた。「絶対に自分の味方」となることを求め、その犬の世話をする江利子。ところが、電車の横転事故の跡を見たとき、事件が起きた(表題作)。人間の深奥に潜む、悪意、ユーモア、想想力を、鋭い感性で描いた3作品。文学界に衝撃を与えた鮮烈なるデビュー作。
著者等紹介
本谷有希子[モトヤユキコ]
1979年石川県生まれ。高校卒業後、上京。2000年9月「劇団、本谷有希子」を旗揚げ。主宰として作・演出を手掛ける。’06年に上演した『遭難、』で第10回鶴屋南北戯曲賞を最年少で受賞(講談社より単行本化)。’05年、自作戯曲を小説化した『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(講談社文庫)で三島由紀夫賞候補に、’06年『生きてるだけで、愛。』(新潮社)で芥川賞候補になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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