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講談社文庫
最高の子―牛小屋と僕と大統領

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  • サイズ 文庫判/ページ数 249p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062755337
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

牛の乳搾りや畑仕事を手伝いながら学校に通うクーパーは、祖父と二人住まい。生活は楽ではないが、友人たちに支えられて暮らしていた。だが、祖父の急死後、「両親の名前」が修整された出生記録が見つかる。翌日現れた上院議員はクーパーが大統領の隠し子だと主張するが。政争に巻き込まれた十四歳の冒険。

著者等紹介

シュミット,ゲイリー[シュミット,ゲイリー][Schmidt,Gary]
カルビン大学で教鞭をとりながら執筆活動を続け、ニューベリー賞等を受賞。ミシガン州在住

上野元美[ウエノモトミ]
三重県生まれ。英米翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rokoroko

19
4年前の読んでた・・祖父と農場やっていた僕が祖父亡くなり自分が血のつながりのない人に養われていたことが分かる。そこに有名な議員さんからの誘い。自分はなにものか副題で内容分かっちゃう2023/10/20

rokoroko

9
牛の乳しぼりや畑仕事を祖父と二人でやっていたクーパー14歳で祖父が亡くなると色々怪しい事件が起きる。大統領選に辺鄙な農夫のクーパーがどうかかわって来るのか。短い小説。中高生向けかな?2019/06/05

hiyo07

3
とても短い小説で、著者の実力は折り紙付きという印象。むしろ余暇を使って暇潰しに書いたのか?と思わせる、『良くある物語』でもあった。構成力、筆致、いずれを考えても『完成度』はとにかく高い。だからこそ余計に、暇潰しに書いたのか?と思ってしまうのだ。捻りが一切無い、しかしこれだけしっかり書く作家なら、本腰入れたら相当読み応えのある作品を書くだろうと容易に想像が出来る。子供に寝る前に聞かせた物語なのかしら?なんて(笑)。ニューベリー賞をお取りになっているそうなので、他の作品も是非読んでみたいものだ。2011/03/10

ごへいもち

3
う~ん なんかイマイチ。そんなに古い本でもないのにいろいろ起きる犯罪は全て無視されていい加減に終わってしまうのが気になる。クーパーが健気で周囲の人たちがみんな親切というのはわかるけど2010/01/29

うたまる

2
「会話など、できそこないの沈黙にすぎん」……言葉より行動を重んじた酪農夫らしい亡きじいちゃんの金言。言辞を弄しクーパーを利用しようとする政治家たちとのコントラストが際立つ。内容は、”児童書”と”アメリカンエンターテイメント”から想像できる通りの単純な善悪対立構造。しかし侮るなかれ。その中で一人ぼっちとなった14歳のクーパーが、騒動を通じ自分のルーツと支援者を見出していく過程、自然や牛たちから生命力と居場所を甦らせていく過程に読み応えあり。つまり、面白いということ。2012/06/09

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