講談社文庫<br> 武者とゆく

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講談社文庫
武者とゆく

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  • サイズ 文庫判/ページ数 326p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062753647
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

剣術指南役を解かれ、手習い所を開いた桜井俊吾。大火で妻子を失い、今は拾った子犬とつましい暮らしを送っていた。だが男に攫われる寸前、川に飛び込んだ女を助けたことで生活は一変。執拗な男は、周囲の人間の命を容赦なく奪いながら二人の身近に迫ってくる。時代小説に新しい風が吹く。

著者等紹介

稲葉稔[イナバミノル]
1955年熊本県生まれ。放送作家、脚本家などを経て’94年『かまち』で作家デビュー。冒険小説やSF戦記など多彩な分野で活躍しているが、近年は時代小説に力を注ぎ、話題作を連発している。いま最も注目される作家のひとり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

伊藤勝大

5
☆☆☆2018/08/09

海猫

5
市井ものの時代小説の定番をきっちり押さえつつも仇役がストーカー的であったり事件を解決していく過程がハードボイルドミステリー風であったり等、現代的味付けが新鮮。主人公と飼い犬武者のコンビネーションも面白い趣向。シリーズを追うごとにバディもの的楽しみが出そうだ。2012/04/18

めにい

3
武者って・・・かわいい!!ですよね。稲葉さんの主人公ってみんな剣豪で心がまっすぐで、世慣れてなくて女に弱くって。。。でもこれは好きな方だ。2014/02/17

あここ

2
俊吾さんが武者なんかと思ったら犬の名前かぁ!渋いな(笑)もっとガンガン活躍しそうやけど結構控えめな武者。俊吾さんと同じく穏やかな2人です。浪人になって寺子屋開きました。のんびり過ごすつもりがストーカー事件に巻き込まれます。犯人探すうちにお互い気になりだす・・ありがちやんかぁ。それでも解決後は1人で生きてくったらカッコ良かったのになぁ。。まぁええ子やしいいかぁ。嫁さんと隠密仕事を同時獲得。隠密仕事って剣呑ちゃうの?嫁さん貰ってええの?また危険に晒されへんか?シリーズものって知らんと借りた。ぼちぼち読もう。2014/03/23

アニータ

1
武者というからには、侍の、しかもとてつもない強い人の話だと思っていました。確かにそうなのですが、武者の正体を知ってびっくり、そしてメロメロです。 大火により際しを失い故郷をでて、藩の剣術指南役を勤めていた桜井俊吾が、主の不祥事により解任され寺子屋を始めるところからます。そして関わり合いのなかで助けた親子ほど年を離れた娘と一緒に暮らすようになり… 今後、町奉行の助けをすることになるようですが、どんな役回りをおうのか、楽しみです。2019/10/14

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