講談社文庫
ハゲタカ〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 426p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062753531
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

企業再生が軌道に乗りはじめた頃、鷲津政彦は元銀行員・芝野健夫、老舗ホテルオーナーの娘・松平貴子と偶然出会う。二人と接触を重ねるたびに、鷲津の過去が明らかになっていく。そこに潜むある事件とは?そしてニューヨークから日本に戻った鷲津の真意が判明した瞬間、驚愕のクライマックスが訪れる。

著者等紹介

真山仁[マヤマジン]
1962年大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒。読売新聞記者を経て、フリーライターに。’03年大手生保の破綻危機を描いた『連鎖破綻 ダブルギアリング』(香住究の筆名で、共著として刊行。ダイヤモンド社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

131
上巻にも増して、面白かった。本筋とは全く関係ないんだけど、作品中、主要な登場人物たちがみな一様に「小柄」なのには、作者のコンプレックスでもあるのか?と勘ぐってしまった。ドラマ先行だったので、どうしても大森さんのイメージが強過ぎて。小柄で華奢でなで肩で、あちこちの女性からモテモテ(死語?)ってあるのかな、って冷静な目で読んでしまいました。が、続編も楽しみにしてます。2014/11/22

佐々陽太朗(K.Tsubota)

101
果たして会社は誰のものなのか。決して経営者のものではない。たとえ創業家であってもそうではない。ではアメリカのいうように株主のものなのか。それも違う。その答えを続編『ハゲタカⅡ バイアウト』、『レッドゾーン』を通じて考えることになりそうだ。続編を読もう。2016/07/27

青葉麒麟

93
ドラマの【鷲津】とはイメージが違い過ぎる。2011/06/07

アッシュ姉

83
老舗菓子メーカーの買収を巡るビット合戦、地方再生を巡っての攻防戦など、下巻はハラハラ度が増して抜群の読み応えでした。鷲津の戦略は素人の私には全く予測不可能で、新鮮な驚きの連続で面白かった!大手銀行の政府介入、地方銀行の倒産劇など、日本経済の歴史の裏側を垣間見た気になり、ハゲタカのイメージが大きく変わりました。経済小説としては文句なしに面白い分、鷲津がハゲタカとなった理由、目的については、物足りなく感じてしまったのが少し残念ですが、続編に期待!また追いかけたいシリーズと出会えて、読友さんに感謝です。2014/10/14

ジェンダー

73
ここまでわかりやすい小説は珍しいです。基本的に買収するという情報は結果しか報道されないため小説とはいえここまで書かれていると買収される側とする側の動きもわかるので勉強になります。2013/03/15

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