講談社文庫<br> さらに・大人問題

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講談社文庫
さらに・大人問題

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  • サイズ 文庫判/ページ数 208p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062751285
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

学校、家庭、結婚、老人…とにかく問題が山積みのニッポン。絵本作家の著者は思った。「大人たちよ、どこか、おかしくはないか!?」そして、子どもにとって大人は“有罪”であるという結論に!「困ったことがあったら、いつでも言いなさい」なんて言われても困るよ!などなど、あくまで明るくモノ申します。

目次

やはり「学校問題」である
そして「家庭問題」である
つまり「結婚問題」である
ついでに「老人問題」である
ちなみに「からだ問題」である
ようするに「一般社会問題」である
けっきょく「教育問題」である
まとめて「人権問題」である

著者等紹介

五味太郎[ゴミタロウ]
1945年東京都生まれ。絵本作家。桑沢デザイン研究所ID科卒。工業、エディトリアルデザインから、絵本を中心とした創作活動にはいり、350冊を超える作品を発表。独創的な作風で幅広いファンを持ち、海外でも翻訳出版される。『かくしたのだあれ』『たべたのだあれ』でサンケイ児童出版文化賞、『ときどきの少年』で路傍の石文学賞、ボローニャ国際絵本原画展賞他、受賞多数。現在はエッセイ、服飾デザイン、アニメーションビデオ制作などの分野でも活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

花男

21
他人の許可を得ないと何もできない大人。 自分の事ぐらい自分で決めろ。自分よ。2022/07/21

ゆまたろ

14
「明るく楽しげな雰囲気の中で、無意識、無自覚で行われる人権の侵害が一番悪質です。」と子どもを「年齢によって差別」していると断じます。耳が痛い訴えが多いです。確かに、と思いながら、大人も差別に苦しんで、現状は変えられないんだろなと諦め…ちゃダメなのかな。2016/11/09

kaze

9
★★★まえがきで本人も言っているようにこれは五味さんが「大人(の・が・は)問題」を面白がってるだけなのだけれど、長年大人をやってるこちらにはグサグサ痛いところを突かれまくりなものだから、ついマジに受け止めて深刻に考えたり反省したりしてしまう。人生の理想形が、「軽い義務を果たしていればとりあえず日々が過ぎていき、なんとなく楽しげな雰囲気の学生時代」にあり、大人になっても結局それをやっているという指摘にはぐうの音も出ません。まさしくその通りでございます。中学生の息子は実に楽しげに読んでおりました2013/02/05

西澤 隆

8
あちらこちらを拾い読みすると「そうだよなあ」と思い、通して最初から最後まで読むとちょっと辟易(笑)。オオマジメに受けとっちゃいかんよね。これは、たけしが週刊ポストでやってるヤツとか、談志の書き飛ばしエッセイみたいなもの。思いつきをぽんぽんと並べながら読み手を挑発しているものなのだろうな、と。だからこちらもニヤニヤしながら「なるほどねえ」「ちげーよ」と言いながら読むくらいがちょうどいい。そういう意味では絵もモノクロになりずっと行間が詰まる文庫より判型の大きな元本で読むとかなり印象がちがう本になる気がします。2017/02/10

読み人知らず

6
五味太郎と話してみたいな。この本では一方的に向こうの言うことを聞いてる形だけど、もっと相互にかかわってみたいと思う。2014/08/31

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