講談社文庫
ホステージ〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062751179
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

凶悪強盗犯たちが立て篭もったのは特別な屋敷だった。内部には姉弟とその父親、そして抱えきれないほどの札束。厳重な警備システムの要塞からいかに人質を解放するか。表沙汰にできない館の秘密とは。元ロス市警の危機交渉担当係・タリーの闘いが始まる。Amazon.comが年間第1位に選んだ傑作ミステリー。

著者等紹介

クレイス,ロバート[クレイス,ロバート][Crais,Robert]
1953年、米国・ルイジアナ生まれ。処女作『モンキーズ・レインコート』でアンソニー賞を受賞

村上和久[ムラカミカズヒサ]
1962年札幌市生まれ。早稲田大学文学部卒業。編集者を経て翻訳家に
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

goro@80.7

43
寂れた街で強盗に入った店の店主を撃ち殺してしまい逃げる途中で車が壊れ、警察に追われ逃げ込んだ家で人質を取って立て籠ったが、組織の資金洗浄を受け持つ会計士の家だった。事件に当たるのは過去に籠城事件で苦い経験を持つタリー署長。映画ではこれがブルース・ウィリスだな。背後からは組織の魔の手が忍び寄ってきて、さぁどうなるってところで下巻へ続く。映画も見たくなったわ。2017/09/07

くたくた

34
ロバート・クレイス祭りラスト1。クレイスの中ではかなり硬質。元SWAT交渉役のタリーは自分の交渉失敗が原因で少年が殺害された事件がトラウマとなり、現役を退くように田舎の警察署長をしている。ところが重大事件なんて年に数件も怒らないような片田舎で籠城人質事件が発生。しかもその家は、マフィアも注視する家だった。。。とてもスリリングで、犯人との交渉がリアル。犯人の青年3人はそれぞれ親から虐待されて育ち、人格に重大な問題を抱えている。主犯格は自己中心的で場当たり的に人を殺してもその事実を直視できず事態を悪化させる。2018/05/20

Panzer Leader

31
結構面白かった「容疑者」の作者のノンシリーズ物。無軌道な若者3人が籠城した家は侵入してはいけない家だった。その若者たちと交渉していた田舎町の警察署長(元ロス市警危機交渉担当官)が任務を引き渡してホっとしたところに魔の手が伸びてくる...映画の1シーンの様な画面の連続ですらすらと読みやすい。Amazon.comが年間第1位(2001年?)に選んだ傑作ミステリーとあるけど、読メではあまり読んでいる人がいない。2017/07/10

しましまこ

24
ホステージ、人質って意味なんだ。ハラハラするのは好きじゃない、初っ端から失敗の予感。主人公は元ロス市警、SWATの危機交渉担当係。事件で子供を死なせた事がトラウマとなり、退職。家族とも別居し田舎町の警察署長をつとめてる。強盗犯の立てこもり事件が発生し、交渉に当たるも、立てこもり先がヤバすぎた...う~ん面白くない事もないが、またもや感のトラウマとハデハデがどうも...2017/06/04

tom

14
マイッタねえ。読み終えて、登録しようとして初めて、再読本と気づきました。こんなことが、今年になって2冊目。最後まで読んでも、既読ということに気づかないなんて、なんとも情けない。2017/02/04

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