内容説明
戦争、テロ、強者への服従―醜悪で野蛮な世界をもたらしたものの正体は何か。ブッシュとコイズミの本質を暴き、ジャーナリズムの堕落を面罵、この国の暗部を照射する。丸山真男、フーコー、宮沢賢治らを引き合いに、愚かな時代を生きるための「抵抗」術を、孤高の知性が輝きを放つ言葉で綴る、闘いの書。
目次
裏切りの季節
わあがあよおはー
国家の貌
業さらし
ストラスブールの出来事
二重思考
不敬
コヤニスカッティ
ブタ
善魔
非道
国家
社説
第五列
敵
加担
堕落
奈落
カブール
戦争
糞バエ
チョムスキー
有事法制
クーデター
Kよ
幻像
センシティブ・プラント
でたらめ
カンゾウ
抵抗
仏桑華
オペラ
一知トン爆弾
仮構
著者等紹介
辺見庸[ヘンミヨウ]
1944年宮城県生まれ。早稲田大学文学部卒業。’70年共同通信社に入社し、’96年まで在籍。その間、北京特派員、ハノイ支局長、編集委員などを歴任し、’78年には中国報道により日本新聞協会賞を受賞する。また、小説も書き始め、’91年「自動起床装置」で第105回芥川賞を受賞、’94年にはルポルタージュ『もの食う人びと』で第16回講談社ノンフィクション賞を受賞する
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