内容説明
経世会の軛を脱して、久々に成立した清和会系小泉政権。空前の支持率を背景に構造改革をさけぶ小泉だったが、「盟友」田中真紀子の更迭をきっかけに永田町大乱の予兆が…。角福戦争以来の愛憎と、福田康夫、小沢一郎、鳩山由紀夫、鈴木宗男ら与野党入り乱れての政界劇の舞台裏をあまさず描く。
目次
辞職―「情の角栄」の墓前で孤独な真紀子の辞職決意
遡行―総てが対照的だった「角」と「福」の元総理
継承―角栄、真紀子の敵は「経世会」「清和会」の二大派閥
無情―橋本、小渕両政権は真紀子に甘くなかった
急転―小渕、緊急入院!「密室の五人組」で森政権誕生
二世―福田官房長官、安倍副長官のコンビが官邸デビュー
反乱―「加藤の乱」で友情よりも森派会長に徹する小泉
決断―「早く立ちなさいよ」の真紀子の催促で小泉が総裁選挙へ
新風―超高支持率を受ける小泉首相‐真紀子外相コンビ誕生へ
伏魔殿―外務省と大立回りの真紀子大臣だが〔ほか〕
著者等紹介
浅川博忠[アサカワヒロタダ]
1942年東京都生まれ。慶応大学商学部卒業。(社)時事問題研究所常務理事などを経て、政治評論家に。東北福祉大学客員教授
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