内容説明
人はなぜ戦うのだろう?戦い抜いた果てになにを見るのだろう?マラソンの有森裕子、競馬の福永洋一、ボクシングの高橋直人…。時は容赦なく彼らの夢を、力を、プライドを奪いさる。しかしなお“奪われぬもの”の一条の光。それこそがファンの眼を射る。練達の筆が冴えるスポーツ・ノンフィクション六篇。
目次
甦るロード
伝説への旅
窪んだマウンド
ラガー
遠いバンク
リング
著者等紹介
後藤正治[ゴトウマサハル]
1946年京都市生まれ。’72年京都大学農学部卒業。ノンフィクション作家。’85年『空白の軌跡』(講談社)で第4回潮ノンフィクション賞、’90年『遠いリング』(講談社、岩波現代文庫)で第12回講談社ノンフィクション賞、’95年『リターンマッチ』(文春文庫)で第26回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞
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