講談社文庫
ST警視庁科学特捜班

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  • サイズ 文庫判/ページ数 366p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062732062
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

多様化する現代犯罪に対応するため新設された警視庁科学特捜班、略称ST。繰り返される猟奇事件、捜査陣は典型的な淫楽殺人と断定したが、STの青山は一人これに異を唱える。プロファイリングで浮かび上がった犯人像の矛盾、追い詰められた犯罪者の取った行動とは。痛快無比エンタテインメントの真骨頂。

著者等紹介

今野敏[コンノビン]
1955年北海道三笠市生まれ。’78年、上智大学在学中に「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞受賞。卒業後、レコード会社勤務を経て作家に。みずから「空手道今野塾」を主宰する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

206
今野さん得意の警察+異能力者もの。(absinthe勝手に命名)特別能力を持った警察ではないプラスアルファ達が、警察と一緒に難事件を解決する。携帯電話が普及し始めた98年の作品で、バブル崩壊後の新宿が描写され、懐かしさを感じる。マフィアの抗争かそれとも快楽殺人者か?軽快なテンポと興味深い謎。犯人も動機も推測ついてしまうが、それでも先が気になる展開。キャラクタの造形はいつもながらの大味だが、性格がはっきりしてわかりやすく読みやすい。2020/06/10

🐾Yoko Omoto🐾

149
今野作品初読み。優秀な頭脳と能力を持ちながらそれ以上の致命的な欠陥を持つがため、ある意味警察組織のお荷物状態だった5人のメンバー。そんな彼らが百合根警部補率いる科学特捜班のメンバーとして召集されそれぞれの能力を活かしながら難事件に挑む。個性的で笑えるキャラは全員嫌味がなく、警察ものによくある面倒くさい内部事情はほぼカットでサクッと楽しめる。ヒーロー戦隊ものならぬ警察戦隊ものとでも呼べそうなエンタメ的要素てんこ盛りの面白さも好感度大。事件の黒幕の今後の関わりを匂わせるラストに次作への期待が高まる。2014/06/10

どんちん

147
まずは、菊川、化合とちょっとイメージがちがうな。もう少し協力的な位置づけと思ったのだが。時間の経過のせいか?ちょっと残念。それより、STシリーズはこのようなものだったのか、知らなかったwすっかりゴレンジャーなんだな。もう少し現実的な得意分野に長けたもの、スーパーエリート的な主人公がでてくるものと勝手に思い込んでいた。リーダーはレッドのようだが、どうもブルーにスポットがあたっている気がする。また、全ての戦士wの長けた能力がどう役立つのか若干物足りない感じがした。まぁシリーズのオープニングだからしかたないか。2014/10/23

抹茶モナカ

139
科学特捜班の活躍を描くエンターテイメント。特捜班のメンバーの名前に、赤城、青山という風に、色がつけられていて、ゴレンジャーみたい。サクサク読めて、肩も凝らない。漫画みたいだけど、嫌いじゃないかも、この感じ。2014/06/02

tengen

125
今野敏さんのSTシリーズにいよいよ入りました。警視庁科学特捜班(ST)に所属する赤城、青山、黒崎、山吹、結城(翠)。特殊な能力・才能を持った5人のメンバーが様々な難事件を解決してゆく物語。メンバーの名前にそれぞれ色をもじったり、グレコ社という謎の黒幕との対決など、まるで子供の頃に見たヒーロー物の様です。まずはそれぞれの能力紹介といったところでしょうか。次は毒物殺人。2013/08/07

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