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講談社文庫
河童が覗いたニッポン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 171p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062730822
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

日本を東西南北縦横無尽に歩きまわって、あっと驚く大発見!身近にありすぎて却って知ろうとしなかったもの。見たくても見られなかったもの。みんなが本当は知りたかった「ニッポン」が、河童の目を通すと嘘のように見えてくる。地下鉄工事、刑務所、さらに皇居まで、真の姿が浮かびあがる手書き本第3弾。

目次

京都の地下鉄工事
“集治監”
長谷川きよしの周辺
盲導犬ロボットと点字印刷
『山あげ祭』
“裁判”(傍聴のすすめ)
“鍵と錠”
『皇居』
走らないオリエント急行
入墨と刺青
CFづくりのウラ
旅するテント劇場
“刑務所”

著者等紹介

妹尾河童[セノオカッパ]
1930年神戸市生まれ。グラフィック・デザイナーを経て、1954年、独学で舞台美術家としてデビュー。以来、演劇、オペラ、ミュージカルと幅広く活躍中の日本を代表する舞台美術家。「紀伊国屋演劇賞」「サントリー音楽賞」「芸術祭優秀賞」ほか多数を受賞。エッセイストとしても知られ、『覗いた』シリーズや、『河童のスケッチブック』(文芸春秋)などベストセラーの著書も多い。また、小説『少年H』は子どもから大人まで大きな反響を呼び、毎日出版文化賞特別賞も受賞した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぱせり

4
刑務所、皇居、裁判傍聴、京都の地下鉄工事、・・・日本の中にあるのに独特の文化・慣習を持つ閉じられた世界。そうして脈々と守られたものもあったし、外部の憶測・偏見もあったろう。場所が場所だけに、これまで読んだ覗いたシリーズより硬い気がしました。河童が覗いたニッポンは、わたしの暮らす場所と陸続きでありながら、まるで外国のようでした。2010/10/09

ふろんた

1
★★★★2019/12/04

既製たぬき

1
いつ頃書かれた本なのかと思ったら1980年頃からと三十年近く前。わりと話題にしにくい事について躊躇せずどんどん突っ込んでゆくのは読んでて気持ちがいい。無論、そのモノの見方はちょっとどうよと思う部分も結構あったのだけれど、それも緻密な観察を根拠にしてる冷静な批評だからイヤな感じでない。こんな見方があるんだとはっと気づかされる一冊。2012/01/24

カンパネルラ

0
刑務所や長谷川きよしの家や、興味のままに一応日本ではあるが、それほどタイトルにはこだわった感じはしない。作者らしい観察眼はやはり生きていて面白い2008/09/15

Takashi Kai

0
中学生んときの読書家の友達に、なんかおもろいの貸してよ、って言ったら貸してくれた一冊。舞台設計などを手がける河童さん(少年Hのひとです)が、点字とか刺青とか、そんなことをやっている現場に取材にいってレポートする。なによりもすごいのは、基本、全部手書き。挿絵もたっぷりでとても贅沢なつくり。けっこう前の本なんだけど、今読んでも、逆に新鮮。休みの日にいい読書でした。2012/08/26

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