講談社+α新書<br> お江戸日本は世界最高のワンダーランド

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講談社+α新書
お江戸日本は世界最高のワンダーランド

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  • サイズ 新書判/ページ数 180p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062727914
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0295

出版社内容情報

縮小する日本経済。でも、だからこそ可能性に満ちている。独自の視点で人気の経済評論家が、江戸時代に現代を生き抜くヒントを探る! 江戸の伝統が生きている日本は、少子高齢化も怖くない!ほかの先進国とは違って、老人、女子どもの消費の活性化がカギになるような社会になっていくが、それはすべて江戸時代に経験済み。あの時代に大衆文化が爛熟し、その後、ヨーロッパに大きな影響を与えたように、現代日本も「クール・ジャパン」どこから、世界のありようを変える働きをする可能性が高い──。
 独自の視点で人気の経済評論家である著者は、そのように言い切ります。近代絵画に影響を与えた浮世絵。世界発の先物取引所である、大阪の大阪堂島米会所。少子高齢化、低成長、鎖国でも豊かなくらし。維新、太平洋戦争の敗戦ですべてが否定されてしまいましたが、じつは、ある意味、江戸の日本は世界の先端を行った国家でした。そして、現代日本がおかれたものと同じような状況下にありました。
 江戸を見れば、これからの未来に進むべき道が見えてくる。楽しく読めて勇気が出る1冊です。

第1章 人生いろいろ──世界最大都市を築いた江戸の武士と町人
第2章 高齢化社会最先端──世界一健康な食生活を育てた和食の底力
第3章 暴走老人だってちゃんといた──突っ張りの手なずけ方
第4章 殿様稼業は楽じゃない──「人柄主義人事」の威力
第5章 モノはみみっちく、人間関係は太っ腹──旅と講で経済活性化


増田 悦佐[マスダ エツスケ]
著・文・その他

内容説明

生涯現役でエコ生活、粋な散財を楽しむ。日本人は偉かった!財産なしで豊かに生きられる超効率・リサイクル都市を実現。「江戸人の知恵」に今こそ学べ。

目次

第1章 人生いろいろ―世界最大都市を築いた江戸の武士と町人(意外に悠々自適の江戸人ライフ;江戸は「生涯現役」社会 ほか)
第2章 高齢化社会最先端―世界一健康な食生活を育てた和食の底力(過不足ない栄養摂取は日本だけ;海の幸中心の高たんぱく食生活 ほか)
第3章 暴走老人だってちゃんといた―突っ張りの手なずけ方(乱世から長い太平が生まれた理由;危険分子は「悠長な対応」で処断 ほか)
第4章 殿様稼業は楽じゃない―「人柄主義人事」の威力(競争で殿様を駕篭から放り出す!?;臨時奉公人のほうが殿様より上? ほか)
第5章 モノはみみっちく、人間関係は太っ腹―旅と講で経済活性化(楽隠居でオーディション三昧;江戸はほぼ完璧なリサイクル都市 ほか)

著者等紹介

増田悦佐[マスダエツスケ]
東京都生まれ。1973年、一橋大学経済学部卒業。同大学大学院経済学研究科博士後期課程進学。1975年、ジョンズ・ホプキンス大学修士号取得。1981年、ジョンズ・ホプキンス大学大学院経済学部・歴史学部博士課程単位取得。ニューヨーク州立大学バッファロー校助教授を経て、HSBC証券、JPモルガン株式調査部等でアナリスト(不動産、建設、住宅業界担当)、2010年よりジパングにてシニア・アナリストとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

24
武士の社会構造に力点が置かれている。田沼治世を高く評価している著者の考えには深く同意できる。武士社会に着目したのは、今のサラリーマンや公務員に似ているところが多いからか。世界最高のワンダーランドと感じるよりも今の日本と良くも悪くも変わらないなという感想。2018/06/10

テツ

17
明治維新。文明開化。開国。それ以前の日本は未開の地であり文化もへったくれもなく現在より数段劣った生活をしていたようなイメージを抱きがちだけれど、江戸時代の人たちも形や色合いは違えどそれなりに楽しく現代とは違うベクトルで豊かな生活を送っていたんだなあと。日常生活は慎ましく暮らしハレの日にはパーッと豪勢にやっちまうっていうメリハリのある人生の方が人間の精神に良い影響を与えるのかもね。現代のライフスタイルにも参考になる江戸の人々の生き方を学ばせて頂きました。2017/06/06

Karry

10
江戸の大名や武士が意外と家臣や町人に気を使う立場だった事が新発見だった。あと、どこの和菓子を買ったかで議論が紛糾したりするところを見ても、とても平和な時代だったんだなと実感。ものを捨てずに使い切る姿勢は見習いたい。2018/05/21

ジュール リブレ

10
江戸時代の衣食住のあれこれを実例を交えながら、簡単におしえてくれる。当時の大名より、長屋住まいの庶民の方が、目黒の秋刀魚じゃないけど、美味しいもの食べてたとか。なるほど。2013/11/16

AU.Step

6
この本に書かれている事全てを鵜呑みにして、日本は凄い、と礼賛するつもりは全く無い。それでも江戸社会、面白い。精神面での成熟度という面では現代社会よりも遥かに上だったのではないかと思う。2019/10/04

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