出版社内容情報
縮小する日本経済。でも、だからこそ可能性に満ちている。独自の視点で人気の経済評論家が、江戸時代に現代を生き抜くヒントを探る! 江戸の伝統が生きている日本は、少子高齢化も怖くない!ほかの先進国とは違って、老人、女子どもの消費の活性化がカギになるような社会になっていくが、それはすべて江戸時代に経験済み。あの時代に大衆文化が爛熟し、その後、ヨーロッパに大きな影響を与えたように、現代日本も「クール・ジャパン」どこから、世界のありようを変える働きをする可能性が高い──。
独自の視点で人気の経済評論家である著者は、そのように言い切ります。近代絵画に影響を与えた浮世絵。世界発の先物取引所である、大阪の大阪堂島米会所。少子高齢化、低成長、鎖国でも豊かなくらし。維新、太平洋戦争の敗戦ですべてが否定されてしまいましたが、じつは、ある意味、江戸の日本は世界の先端を行った国家でした。そして、現代日本がおかれたものと同じような状況下にありました。
江戸を見れば、これからの未来に進むべき道が見えてくる。楽しく読めて勇気が出る1冊です。
第1章 人生いろいろ──世界最大都市を築いた江戸の武士と町人
第2章 高齢化社会最先端──世界一健康な食生活を育てた和食の底力
第3章 暴走老人だってちゃんといた──突っ張りの手なずけ方
第4章 殿様稼業は楽じゃない──「人柄主義人事」の威力
第5章 モノはみみっちく、人間関係は太っ腹──旅と講で経済活性化
増田 悦佐[マスダ エツスケ]
著・文・その他
内容説明
生涯現役でエコ生活、粋な散財を楽しむ。日本人は偉かった!財産なしで豊かに生きられる超効率・リサイクル都市を実現。「江戸人の知恵」に今こそ学べ。
目次
第1章 人生いろいろ―世界最大都市を築いた江戸の武士と町人(意外に悠々自適の江戸人ライフ;江戸は「生涯現役」社会 ほか)
第2章 高齢化社会最先端―世界一健康な食生活を育てた和食の底力(過不足ない栄養摂取は日本だけ;海の幸中心の高たんぱく食生活 ほか)
第3章 暴走老人だってちゃんといた―突っ張りの手なずけ方(乱世から長い太平が生まれた理由;危険分子は「悠長な対応」で処断 ほか)
第4章 殿様稼業は楽じゃない―「人柄主義人事」の威力(競争で殿様を駕篭から放り出す!?;臨時奉公人のほうが殿様より上? ほか)
第5章 モノはみみっちく、人間関係は太っ腹―旅と講で経済活性化(楽隠居でオーディション三昧;江戸はほぼ完璧なリサイクル都市 ほか)
著者等紹介
増田悦佐[マスダエツスケ]
東京都生まれ。1973年、一橋大学経済学部卒業。同大学大学院経済学研究科博士後期課程進学。1975年、ジョンズ・ホプキンス大学修士号取得。1981年、ジョンズ・ホプキンス大学大学院経済学部・歴史学部博士課程単位取得。ニューヨーク州立大学バッファロー校助教授を経て、HSBC証券、JPモルガン株式調査部等でアナリスト(不動産、建設、住宅業界担当)、2010年よりジパングにてシニア・アナリストとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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