講談社+α新書<br> 「あらすじ」だけで人生の意味が全部わかる世界の古典13

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講談社+α新書
「あらすじ」だけで人生の意味が全部わかる世界の古典13

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  • サイズ 新書判/ページ数 270p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062727815
  • NDC分類 019
  • Cコード C0295

出版社内容情報

世界の古典は人類の叡智の集積――人生の意味の深遠なる解釈や、混迷する現代を生き抜くために必須の処世術がぎっしり詰まっている! 世界の古典は人類の叡智の集積――何百年に一人の大天才が、ときには一生を費やして書いたもの、「これを書かなければ死ねない」と心で叫んで残した命の精髄だ。よってそこには、人生の意味の深遠なる解釈や、この世を生き抜くために必須の処世術がぎっしり詰まっている。
 自分が自由でいるために、他人を圧迫しないために、生きにくい今の世界を、それでも生きていくために、古典の「あらすじ」を知り、哲学者になるのだ!

序 章 古典が語ることを知れば誰でも哲学者になれる
第1章 愛することのすべてがわかる『決闘』(チェーホフ)
第2章 笑いと人生の楽しみがすべてわかる『ガルガンチュアとパンタグリュエル物     語』(ラブレー)
第3章 病気と健康と死の意味がすべてわかる『山月記』(中島敦)
第4章 出世の意味と人生の目的がすべてわかる『戦争と平和』(トルストイ)
第5章 家族を殴る意味がすべてわかる『悪霊』(ドストエフスキー)
第6章 怒りとプライドの関係がすべてわかる『大尉の娘』(プーシキン)
第7章 人にいえない罪を犯したときに何をすべきかがすべてわかる『舞姫』(森鴎     外)
第8章 世間と自分の適正な位置関係がすべてわかる『吾輩は猫である』(夏目漱     石)
第9章 他人そして自分への憎しみへの対処法がすべてわかる『嵐が丘』(ブロン      テ)
第10章 人間の運についてすべてわかる『マクベス』(シェイクスピア)
第11章 年をとることの意味がすべてわかる『ファウスト』(ゲーテ)
第12章 働くことの意味がすべてわかる『精神現象学』(ヘーゲル)
第13章 資本主義社会での正しい生き方がすべてわかる『資本論』(マルクス)


近藤 康太郎[コンドウ コウタロウ]
著・文・その他

内容説明

一三編の古典が示す人生の意味の解釈。朝日新聞名物記者が書いた現代人が抱える悩みが嘘のように消える本。

目次

序章 古典で知る人生の自由
第1章 愛することのすべてを知る『決闘』
第2章 笑いと人生の楽しみについて知る『ガルガンチュワとパンタグリュエル物語』
第3章 病気と健康と死の意味を知る『山月記』
第4章 出世の意味と人生の目的を知る『戦争と平和』
第5章 家族を殴るということの意味を知る『悪霊』
第6章 怒りとプライドの関係を知る『大尉の娘』
第7章 人にいえない罪を犯したときに何をすべきかを知る『舞姫』
第8章 世間と自分の適正な位置関係を知る『吾輩は猫である』
第9章 他人そして自分への憎しみへの対処法を知る『嵐が丘』
第10章 人間の運のすべてについて知る『マクベス』
第11章 年をとることの意味をすべて知る『ファウスト』
第12章 働くことの意味をすべて知る『精神現象学』
第13章 資本主義社会での正しい生き方を知る『資本論』

著者等紹介

近藤康太郎[コンドウコウタロウ]
1963年、東京・渋谷に生まれる。1987年、慶應義塾大学卒業後、朝日新聞社に入社。川崎支局、学芸部、「AERA」編集部、ニューヨーク特派員などを経て、2010年から文化くらし報道部。音楽、文学、映画、美術を中心に、社会事象一般を広く取材。新聞の朝刊文化面や読書面、音楽面に記事を書くかたわら、「AERA」「週刊金曜日」「WEBRONZA」などにも連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

桂けい

6
 読み始めた際は、作者の新聞記者らしからぬべらんめぇ口調に驚きましたが、後書きを読んで意図的に書いたものだと分かり、安心しました(笑) 「リア王」での、運と諦め、呑気に暮せ 雨よ降れ降れ 雨の日は の言葉が印象深かったです。2015/02/21

kumoi

3
人を殺してはダメだ。そんな当たり前のことは誰でも分かる。でも戦争は起きる。なぜか。相手にやられる前に自分がやらないと死んでしまうからだ。何を犠牲にしても君を守る。それはやられる前にやれという事だ。だから戦争はなくならない。戦争の一歩手前にある拡大しないパイの奪い合い。奪われる前に奪え。奪われたものは 思わず手が出てしまう。個人なら喧嘩で済むが、国がやれば戦争になる。どうすれば戦争を抑止できるのか。価値の多様性を維持することが重要だ。1つの軸で競争するな。別の方向ではなく、4次元に向かって歩くんだ。2022/07/02

タカオ

3
おもしろい。タイトルどおり、著者おすすめの古典13作品を紹介している。ざっくり言ってその作品自体の話は3分の1で、3分の1は関連作品、残り3分の1は本書の著者の思い出話。この本は、紹介された古典から著者が感じたことを、読みやすい喋り口調でまとめたものなので、最初から最後まで著者目線の評価、というより感想のようなもの。私は今まで古典はあまり読んでこなかったのですが、とにかく何かを読みたくなりました。ただし、カラマーゾフの兄弟は挫折したことあるので、後回しになりそうです(苦笑2014/11/05

しまゆう

3
ミーハーなので紹介されていた君主論と白鯨を読んでます。嵐が丘も書いました。2013/11/22

Mana

3
私にとって読書は100%娯楽なのでそこから人生への教訓を読み取ろうと言われてもちょっと嫌。筆者の提唱する読書方法もあんまり私には合わないかな。全体的に今一つだったけど最後のマルクスはけっこう面白かった。小説じゃなかったからかも。読んだこともなく、なんとなく時代遅れに思ってたけどちょっと興味がわいた。でもかなり難しそう・・・。あとがきでモームの「世界の十大小説」にのってる本を紹介してるんだけど、むしろその本じたいを読んでみたい。2013/06/13

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