出版社内容情報
なぜ日本の持てる者たちは醜いのか? 茶道研究家・国際ビジネスコンサルタントが、こんな世の中で媚びずに毅然と生きる極意を教示! もっとも責任ある人間から、ブレる、キレる、逃げる。持てる者は、弱者にリスクを押しつけ、いかに楽して得するか、自分の身を守るかということにばかり汲々としている──。
かつて江戸末期に欧米人にその品格を賞賛された日本人も、すっかり過去の存在になってしまいました。3.11の際も、整然とした対応ぶりに諸外国は驚嘆しましたが、よくよく見れば、それは現地の農家や水産業を担う庶民の人々、自衛隊・消防・警察など現場の人々ばかり。国家の中核を担う高学歴の公務員、一流企業社員で賞賛された例は寡聞にして知りません。それどころか、各企業で、上司から真っ先に逃げ出したというような話ばかり聞かれます。
「人間の品性」とはなにかが、いま問われています。
『気品の研究』以来、一貫して品性、品格をテーマに執筆を続けてきた茶道研究家にして国際ビジネスコンサルタントが、3.11後に持つべき「美しい生き方」の指針を語ります。
武士道と双璧をなす茶道。日本人が誇るべきその気高い精神性・哲学に裏づけられたものの見方、考え方、行動指針の中に、いま日本人が忘れかけた矜持と品性を取り戻すヒントが隠されています。
日本の現状に怒りを覚えるすべての人が溜飲を下げる1冊です。
第一章 分をわきまえる
第二章 組織や肩書きから自由になる
第三章 他人の金をあてにしない
第四章 自分を大切にする
第五章 健全な「軸」は健康な肉体と精神に宿る
山崎 武也[ヤマサキ タケヤ]
著・文・その他
内容説明
無責任、言行不一致、ご都合主義、詭弁…ロールモデルなき時代に誇り高く生きる知恵。
目次
第1章 分をわきまえる(人を品定めしてわが身をふり返る;美しい人、醜い人 ほか)
第2章 組織や肩書きから自由になる(組織の中で自分の足で立つ;満場一致は「うそつき集団」 ほか)
第3章 他人の金をあてにしない(金は心を殺す;金銭価値との距離感 ほか)
第4章 自分を大切にする(中庸で臨機応変に;上に媚び、下に威張るは最悪 ほか)
第5章 健全な「軸」は健康な肉体と精神に宿る(自分の健康は人任せにしない;情報は発信する人に集まる ほか)
著者等紹介
山崎武也[ヤマザキタケヤ]
1935年、広島県に生まれる。1959年、東京大学法学部卒業。ビジネスコンサルタントとして国際関連業務に幅広く携わるかたわら、著作にも本格的に取り組み、茶道裏千家などの文化面でも活躍している。仕事術、仕事にまつわる人間関係術など、ビジネス関連に造詣が深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ひろにぃ(雑学大好き)