出版社内容情報
伝説の名人花火師が職人魂を初公開!
6.5秒に6回変色!動体視力の限界超えてどこまで進化!?
花火鑑賞必携!花火写真の第一人者が、入門知識から最高技術までを徹底ガイド!
明治時代に単色の「和火」を脱して、色鮮やかな「洋火」となった日本の花火は、花火師たちの努力によって、めざましい進化をとげていった。とくに大正から昭和にかけての時代、「名人」と呼ばれる花火師たちが登場する。彼らは互いに切磋琢磨、技を磨き上げて現代花火の基礎を作り上げた。「五重芯」の10号玉は、高度330メートルの夜空で「開発」すると、星々(火薬粒)がいっせいに四方に飛散し、320メートルの外輪の内側に五重の輪を描く。星の燃焼時間は約6・5秒。現在の星の中には6・5秒のうちに6回もの変色をとげるものさえある。6・5秒という時間の中で表現される「五重の芯」「6回の変色」は、実は肉眼での確認は難しい。驚くべきことに日本の花火は、肉眼で認識困難な領域にまで、踏み込んでいるのである。
●日本の花火が世界一になった理由
●「花火の神様」と呼ばれた男
●花火の変化は動体視力を超えた
●名前を知れば花火がわかる
●菊と牡丹――日本花火の2大スター
●五重芯――日本花火の精妙美の極み
●10号玉――割物が最も映える大きさ
●先の変化と後の曲――変幻する光
●江戸花火「鍵屋」と「玉屋」のなぞ
●蔡國強、モダンアートとしての花火
泉谷 玄作[イズミヤ ゲンサク]
著・文・その他
内容説明
花火鑑賞必携!花火写真の第一人者が、入門知識から最高技術までを徹底ガイド。
目次
第1章 名前を知れば花火がわかる(花火の名前を「玉名」という;打ち上げ花火の仕組み ほか)
第2章 花火師の世界を訪ねる(大曲の花火を見て育つ;三つの打ち上げ法 ほか)
第3章 全国の花火大会を歩く(全国花火競技大会 大曲の花火;土浦全国花火競技大会 ほか)
第4章 花火のルーツ、創造花火、モダンアート(花火のルーツ;信長主催の「花火行列」 ほか)
著者等紹介
泉谷玄作[イズミヤゲンサク]
1959年、秋田県に生まれる。写真家。火と水の撮影をライフワークとする。雑誌、カレンダーなどで幅広く活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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夜長月🌙@5/19文学フリマQ38
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