出版社内容情報
「かっこよく負ける」ことが結果として「負けない」に繋がるのだ。雀鬼の勝負哲学に「本当の強さ」を学べ!相談の中で多いのが、「勝つための技術を教えてください」というもの。「格好よく勝つにはどうしたらいいんですか」などと聞いてくる人もいる。そんなとき私はこう応える。「格好よく勝とうなんて100年早いよ」と。これは私も含め、すべての人に言えることだ。「勝ちたい」という欲に囚われてしまっている人の「格好いい勝ち」は、ひどく醜い。しかし、「醜い勝ち方」が「格好いい勝ち方」だと多くの人が錯覚してしまっている。
はじめに
第一章 「負けない」は「勝つ」より難しい
「負けない」と「勝つ」は異なる
「勝ちたい」欲は厚化粧と同じ
「勝ち」を求めすぎると弱くなる
格好よく勝つのは百年早い
プレッシャーを消す「負けない」
イチローのWBCでの苦悩の理由
いい「勝ち」と三大本能の関係
「満足」より「納得」が大切
わざわざ負ける努力をする人たち
自分を捨てられる人は負けない
他
第二章 「負けない」ための技術
二兎どころか百兎を追え
スルーする感覚で強くなる
ビギナーズラックの必然性
シンプルであることが持つ意味
日常における「自分磨きゲーム」
勝機を掴む人、掴めない人
悪手で勝つ誘惑を断ち切れ
どれだけ素の状態でいられるか?
手の内を明かすことを恐れない
「ブレない軸」の身につけ方
他
第三章 強くなるには、どうすればいいか?
「答え」を求めない強さを持つ
確かなものはなにもないと思え
いいすがり方をすれば負けない
「褒めて育てる」への疑念
「褒める」が生む危険な人間関係
片づける感覚が勝負強さを生む
いい間合いを取れば優位になる
時間との間合いを身につける
間合いを取れない経済人
不得意は「悪い流れ」と捉えよ
他
第四章 逆境を突破する力
「チャンス」と「勝負所」は別物
勝負所の力を磨く方法
ミスしたおもしろさを味わえ
ミスを犯した後こそ分かれ道
ミスを恐れずリスクを取りにいく
緊張は頭の後ろに持っていく
普段から緊迫感の中に身を置こう
適温で「見切り」をする
あえて相手の得意技を受ける
「守る」のではなく「受ける」
他
第五章 人はだれしも無敗になれる
たどり着いた「敵も味方」の境地
「結果がすべて」は敗者の論理
勝ち負けより大切な「勝負感」
ある習慣が決断力を高める
専門家より万能家を目指す
自分の中の「バカ」を知る
「できる人」は瞬時に的を射る
「感じる力」をもっと信じよう
目に見えないものを感じる
いい勝負は相手との共同作業
他
おわりに
桜井 章一[サクライ ショウイチ]
著・文・その他
内容説明
勝つことの引力に魂を縛られた現代人。「敗者」の99%は自滅だ!「勝者なき時代」の人生指南書No.1。
目次
第1章 「負けない」は「勝つ」より難しい(「負けない」と「勝つ」は異なる;「勝ちたい」欲は厚化粧と同じ ほか)
第2章 「負けない」ための技術(二兎どころか百兎を追え;スルーする感覚で強くなる ほか)
第3章 強くなるには、どうすればいいか?(「答え」を求めない強さを持つ;確かなものはなにもないと思え ほか)
第4章 逆境を突破する力(「チャンス」と「勝負所」は別物;勝負所の力を磨く方法 ほか)
第5章 人はだれしも無敗になれる(たどり着いた「敵も味方」の境地;「結果がすべて」は敗者の論理 ほか)
著者等紹介
桜井章一[サクライショウイチ]
東京都に生まれる。大学時代に麻雀に触れ、のめりこむ。昭和30年代後半、裏プロの世界で勝負師として瞬く間に頭角を現す。以来、20年間「代打ち」として超絶的な強さを誇り、「雀鬼」の異名をとる。その間、一度も負けなしの無敗伝説をつくった。現役引退後、著者をモデルにした小説、劇画、映画などでその名を広く知られるようになる。現在、麻雀を通して人間力を鍛えることを目的とする「雀鬼会」を主宰し、全国から集まった若者を指導している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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徒花
Yuki
ホークス
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0607xxx