内容説明
近松も北斎も本当はイエスを信仰していた!歌舞伎、浮世絵、稲荷信仰―。江戸文化に与えた意外な影響。
目次
第1章 茶の湯・歌舞伎とキリシタン
第2章 信長・秀吉とキリシタン
第3章 徳川家康とキリシタン
第4章 隠れキリシタンの苦難の日々
第5章 江戸の風景と隠れキリシタン
第6章 子安観音・稲荷とキリシタン
著者等紹介
古川愛哲[フルカワアイテツ]
1949年、神奈川県に生まれる。日本大学芸術学部映画学科で映画理論を専攻。放送作家を経て、雑学家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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epitaph3
2
子安観音って聖母マリアつながりなの!?INRIが稲荷(INARI)と似ているゆえに、稲荷の前で「INアーメンRI」と念じたって!?思いもしなかった。隠れキリシタンというと、平戸生月やオラショを思いつく。実は江戸にも東北にもいたのだった。2013/12/31
イトミン
1
日本史レポートのために読了 隠れキリシタンすげぇ〜 2019/01/04
あむけ
1
武士や文化人など一人一人がキリシタンかどうかは別にして、江戸の社会に大きな影響を与えたことがわかる2012/05/29
piece land
0
すべてを信じられるわけではないが、納得できるものも多かった。 人々の生活の中に自然に入っていったもの。 なにかを哀切にしたい気持ちも、今も同じ。2014/11/18
boutiquekouichi
0
キリシタン弾圧史においてクローズアップされるのは殉教者がメインで、かくれキリシタンにスポットライトが当たることはあまりない気がしたので、興味が湧き借りてみた。茶道とミサの類似点や、京・島原遊廓の真の意味、菱川師宣が絵画の題材としては論外な遊女を描き始めた理由など、歴史ミステリー好きにはたまらない内容。全ての解釈を鵜呑みにすることは(少なくとも自分は)できないが、読みものとしても大いに楽しめたし、謎を謎とすら思わなかった自分に新たな視点を提供してくれた一冊。2012/04/13