内容説明
世界初のメディアミックスで見方一変。市川海老蔵はマンガのように面白い!人気沸騰の新作歌舞伎『石川五右衛門』上演までの同時進行ドキュメント。
目次
はじめに―でっけい歌舞伎とでっけえ出会い
第1章 市川海老蔵との出会い
第2章 石川五右衛門と『金門五三桐』
第3章 シロウトに歌舞伎は演じられるか?
第4章 「團十郎」と荒ぶる神仏
第5章 マンガの目で見た「かぶき」の歴史
第6章 「でっけえ歌舞伎」をつくる―『石川五右衛門』ができるまで
第7章 対談・市川海老蔵VS.樹林伸
著者等紹介
樹林伸[キバヤシシン]
1962年、東京都に生まれる。マンガ原作者として、天樹征丸、安童夕馬、青樹佑夜、亜樹直、伊賀大晃、龍門諒など数々のペンネームで幾多の傑作漫画を生み出す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みつひめ
2
今月、演舞場で上演中の「石川五右衛門」の原案を書いた樹林伸さんの、メーキング&歌舞伎案内。コンパクトにまとまっていて、入門書のみならず、新しい歌舞伎ができるまでのドキュメントとして、また、市川海老蔵の魅力をを紹介する本としてもなかなかよかった。海老蔵さんの歌舞伎を演じるのは「千日回峰行みたいなものだと思う」という発言が印象的。樹林さんがこの仕事を引き受けた経緯、仕事を進めていく上での姿勢から学ぶことも大いにあった。2009/08/22
春生
2
歌舞伎に縁の無かった筆者が新作歌舞伎を作ることになる(=引き受ける気になる)までの経緯、その仕事をするに当たって学んだ團十郎家の歴史・歌舞伎の歴史が分かり易く纏められていて一気に読めた。「ものづくり」の現場の話も興味深い。更に端々に海老蔵丈個人に対する忌憚のない思いなども書かれていて、これがまた面白い。最終章の対談、シメがこんなんでいいの?(笑)と思いつつ(御本人が具体的にこのテの発言をしたのを見たのは初めてかも(笑))それがまたこの本の特徴と樹林さんと海老蔵丈の関係をよく表していてある種の安堵感を覚えた2009/08/21
Koji
1
面白かった。2014/09/16
がちゃこ
0
伝統芸能の歌舞伎ばりが歌舞伎だと思っている方に読んでみて貰いたいと思った。かぶくことが歌舞伎なんだと、古いものを繰り返しているのでは無いと知って欲しい。樹林さんと海老蔵さんの対談の終わりが笑えた。年初めに「にらみ」が見たいですね。2015/08/16
はるお
0
入門書になるかと言われると微妙な気がした。