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講談社+α新書
平安の気象予報士紫式部―『源氏物語』に隠された天気の科学

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062721660
  • NDC分類 451
  • Cコード C0244

内容説明

男女の出会いも別れも、今以上にお天気次第の平安時代。紫式部の驚くほど正確な気象センスが、『源氏物語』を支えていた!天気から読むと、古典はさらに面白い!『源氏物語』の新しい読み解き方、発見。

目次

『源氏物語』を生んだ平安時代の気候
『源氏物語』を育んだ京都の地形と天気
めぐる季節のなかで(春から夏へ;夏から秋へ;秋から冬へ;冬から春へ)
『源氏物語』に見る恋愛と天気
紫式部は平安の気象予報士

著者等紹介

石井和子[イシイカズコ]
学習院大学文学部仏文科を卒業。1968年、TBSにアナウンサーとして入社。「土曜ワイドラジオ東京」「モーニングEYE」などのキャスターをはじめ、「お天気ママさん」「ウィークエンドウェザー」「週末探険隊」など、天気番組のキャスターも務める。1995年、2回目の気象予報士試験に合格。予報士キャスターの草分けとして活躍。気象学会評議員、気象庁気象審議会委員を歴任の後、2002年から気象予報士会会長。TBSアナウンサースクール朗読講師なども務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

野の花

8
「源氏物語」を気象に関係する言葉や情景から読み解いた本です。実際には書かれてないが、桐壺の更衣は梅雨時に亡くなったとか、「雨夜の品定め」の翌日は梅雨明けだった等等。紫式部は気象現象を効果巧みに使っている。「賢木」の密会の朝の不倫発覚に大雷雨とか。気象に特化してみただけでも紫式部の凄さがわかります。源氏物語について深みが増す本です。2018/09/05

ありんこ

4
気象の描写の解説を加えながら読む「源氏物語」。とても興味深く読みました。いつの時代も恋の始まりは「春」なんですね。2009/07/07

takao

3
寒冷化の時代へ2023/12/24

lila*

3
【図書館】そうだっけ?そんなにお天気描写あたっけ?と思いながらも、おもしろい切り口だなと。読み進めてなるほど。想像以上に気象解説が多く、風情もなにもないなと思わなくもなかったけど笑 源氏物語ほどのものになると、いろんな人がいろんな視点から読む。私にはそんな知識はないから、こういった本からいろんな視点を得られるのは楽しい。源氏物語、またいつか読もう!2019/06/20

くらげ

3
遥か昔の読書記憶が最近急によみがえり、再読。紫式部の観察眼のすばらしさと、物語の記述に対する著者の知識と愛情がおもしろかった。文学関連の書棚にあったけれど、どちらかというと科学とか気象のところに置いた方が良いのではないか、と思うくらい気象情報が充実。2013/09/09

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