内容説明
甘える患者を本気で叱りつけ、ともに悩み、励ます精神科医の毎日。心の病をかかえる人への共感に満ちた治療の実際を紹介しつつ、「こころ」の本質を考える一冊。
目次
第１章 いつも何かに依存したがる人たち
第２章 「不幸な自分」で生きる人たち
第３章 「生きにくさ」をのりこえる力
第４章 引き裂かれる心、崩れゆく心
第５章 心の病でさまよえる人たち
第６章 心を強くできる人、できない人
著者等紹介
町沢静夫［マチザワシズオ］
１９４５年、新潟県に生まれる。精神科医、医学博士。立教大学コミュニティ福祉学部教授。東京大学文学部心理学科、横浜市立大学医学部を卒業。国立精神・神経センター精神保健研究所などを経て、１９９４年に町沢メンタル・ヘルス研究所を開設。ストレスケア日比谷クリニック、式場病院などで診療を担当。臨床経験は３０年をこえる
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感想・レビュー
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Humbaba
2
子供を育てるときには，愛情を持って接することは大切である．しかし，それが過保護になってはいけない．過保護は，その時は良くとも結果的にはその子供をスポイルすることになってしまう．本当に愛情を持って接するということは，ただ甘やかすこととは別のことである．2011/01/18
だいごろ
1
臨床経験３０年を超える精神科医の話。タイトルと関係のある内容は最後の数ページくらいで、著者の体験談が大半をしめる。とても気の毒な人々が出てきて、心が切り刻まれるような思いをする。「心臓を貫かれて」を読んだ時に近い。また、多重人格の症例や治療法が出てくるが、「これってホントにノンフィクションか？」と思ってしまった。人間の心って複雑ですね・・・。2009/11/06
Humbaba
0
愛情を持って子どもを育てるというのは，なかなか難しいことである．ただ子どもの自由を保証して，やりたい様にやらせるだけでは，子どものためにならない．過干渉をすることなく，信用するべきところは信用し，自分で判断できるようの力を身につけさせる事が必要である．2012/03/06
Koji
0
立ち直ることはできると思う。ただ現実的にその人が社会復帰して幸せになるのは厳しい世の中だと思う。2020/11/08
