内容説明
横浜にやってきた凜九郎とさくら。凜九郎はそこで、人足の仕事をはじめる。剣の道を進むべきか、それとも、このまま別の道を探すべきか―。凜九郎は思い悩む毎日。そんなおり、人足小頭の水死体が見つかる。その死に不審をいだいた凜九郎は、調べはじめるのだが…。
著者等紹介
吉橋通夫[ヨシハシミチオ]
1944年、岡山県生まれ。法政大学卒。「季節風」同人。『たんばたろう』(TBSブリタニカ)で毎日童話新人賞受賞。『京のかざぐるま』(岩崎書店)で日本児童文学者協会賞受賞。『なまくら』(講談社)で野間児童文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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如月小町
4
幕末に生きる青年が、自分の生き方を探す物語3部作を一気読みしてみた。浪人をしていた父の過去、孤児となった凜九郎を門下生としてくれた道場でのこと、人を殺すことを願わないのに、巻き込まれてしまう事件の数々…。時代背景を考えれば、武士として生きにくいのはわかるけど、刀を捨てる理由としては、この結末はどうなんだろう。凜九郎の周りの女性たちのほうが、強く生きているような気がした。2015/01/03
griff
0
ふーん。一応きれいにまとまったって感じ。この先、さくらがマイフェアレディみたいになったら面白いのにな。女子はしっかりしてるのに、凜九郎は3巻かけてやっと歩き出した感じだね。まー、しっかりものの世話女房がいるから、やっていけそう。武士の体面とかもないしね。2016/05/28
速水 舞
0
凛九郎とさくらは横浜の居留地で働き始める。別れや出会い成長など新たな時代を迎えようとしている舞台にぴったりの終わり方でした。これで完結なんて少しもったいないかも?2013/09/16
anxi
0
仕事2009/01/27
入江大和
0
読書記録から記載。2008/07/30