内容説明
たった1日しか人々の記憶に残らない不思議な存在の少女・海埜波。彼女のことをずっと憶えている少年・森崎渚。「君のことを絶対に忘れないよ」と誓う渚は、孤独を抱える級友たちとともに、波と多くの時間を過ごす。しかし、夏が過ぎゆくにつれて、大切な記憶が薄れていく―。
著者等紹介
白倉由美[シラクラユミ]
1965年千葉県生まれ。漫画家、ラジオ番組制作を経て、2000年武蔵野女子大学入学。文芸評論家の松本徹氏に師事する。2004年同大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ねむりねずみ
4
夏の話なのに暑さを感じさせない、水を透かして見ているように感じる。切ない。文章、言葉がひとつひとつ光っている感じ。2012/04/14
いんちょ
1
2007-03172016/01/01
かりんとー
1
面白かったー。恋愛ゲームをやってる感覚で読んだ。 波のはかなさとエリスのツンデレがすごくよかった。 エリスは絶対釘宮ボイスだな。おすすめです!2014/08/21
hime.
1
ファンタジーのような、現実のような、なんとなく水の中を思わせるような雰囲気の物語。優しい気持ちになれる本だと思う。2014/06/15
Zippo
1
いつも水の中にいるような感覚。海埜波と、この作者の違う作品に出てくる川原砂緒がなんとなく似てるなーと思いました。切なくて優しい。2014/01/04